両親と妹と家族4人で暮らす我が家は、築36年の純和風住宅。和室を中心とした、昔ながらの「田の字型」の間取りでしたが、最近になって両親の足腰が弱り、和室で寝起きするのが大変になってきました。
そこで、和室を洋室に変えて両親が暮らしやすい家にしようと考えたのが、今回のリノベーションの発端です。
それ以外にも、キッチンが狭くて暗いため家事をしづらかったことや、洗濯の家事動線や生活動線が不便だったこと、浴室がタイル敷きで冬に冷たくて大変だったことなど、いろいろ気になる箇所があったため、当初は新築も検討していたんです。
でも、父親がこだわって建てた家なので、取り壊すのは忍びなく、リノベーションを選択しました。

リノベーションの計画を進めたのは、私たち姉妹です。
何しろ初めてのことなので、どこに頼んだらいいのかもわからず、ハウスメーカーがいいのか、地元の工務店さんがいいのかというところから検討しました。
実際に何社か相談してみたのですが、「新築ではなくリノベーションで」と説明した途端、対応が淡白になる会社もありました。
そんな中で、とても親身に私たちの話を聞いてくれたのが遠鉄のリフォームさんだったんです。

最初は浜松住宅プラザのモデルハウスを訪ねたのですが、まず、その家が私たちの理想のイメージとぴったりなことに驚きました。
さらに、リノベーションを希望していることを伝えると、ちゃんとリフォームの担当者さんがついてくださったんです。
図面などを準備せずに訪ねたのですが、私たちの要望にじっくりと耳を傾け、疑問点にも的確に答えてもらえて、丁寧な対応ぶりに感激！
帰りの車の中で、妹と「あの担当者さんになら任せられるね」という話で盛り上がり、その日のうちに他社との打ち合わせ日程をすべてキャンセルしました。

私たちの家の場合は、屋根や外壁などの外回りも、室内の間取りも新築並みに一新する大規模改修だったので、打ち合わせから竣工までに約1年かかりました。
その間、営業や設計の担当者さん、インテリアコーディネーターさんがずっと親身にサポートしてくださって・・・。
こちらから言わなくても、できるだけお金がかからないように提案を考えてくれたり、自分たちの要望にプラスして暮らしやすい提案をしてくれたりと、どの段階においてもきめ細やかに配慮してもらえたことに感謝しています。

リノベーションの際に私たちが希望したのは、LDKを中心に生活でき、家族が集う間取りです。

そのため、1階はガラリと間取りを変更。
ひとつながりのオープンなLDKを設け、狭くて暗かったキッチンは対面式に。

水回りは、浴室と脱衣室、洗面、ランドリー、ファミリークロークを一直線に並べて、LDKに出入りするドアを2か所設け、LDKと水回りをぐるりと回遊できるようにしました。

北側にあった玄関は、東側に配置変更。
玄関土間の奥には、家族全員の靴以外に妹のアウトドア用品も収納できる土間収納を設けました。
玄関土間から直接廊下に出入りできるドアも付けてあります。

玄関ホールに面したトイレは、両親が使いやすいようにスペースを広くしました。

2階に上がる階段も、母が自分の部屋に行くときのことを考えて、階段の傾斜を緩やかにしてもらいました。

2階は一部間取りを変更し、納戸を拡げたのに加えて、母と私たち姉妹の個室とゲストルームの各部屋にクローゼットも設け、内装も自分たちの好みに合わせて一新しました。

竣工後の我が家は、まるで新築のようにモダンで快適です。
動線がとても便利になったので、日常の移動も楽になったし、料理や洗濯などの家事もしやすくなりました。
各部屋のクローゼット以外に、シューズクロークや納戸などの大容量収納も設置し、収納スペースもたっぷり確保。
インテリアコーディネーターさんと相談しながら、内装も私たちのイメージ通りに仕上がったので、とても満足しています。
以前の住まいの象徴だった大黒柱も、隠さず見えるようにしてもらえたおかげで、父もとても嬉しそうです。
また、昔使っていた古い照明器具も、階段の照明として再利用することもできました。

我が家には、以前からご近所仲間や友人、親戚などがよく遊びに来てくれます。
リノベーション工事のことも、みんなが自分の家のことのように楽しみにしてくれていたので、完成後には内輪でお披露目会を行い大好評でした。
今も休日になると誰かしら遊びに来てくれて、家中がにぎやかな笑い声で包まれます。
一度に大勢の来客があっても、みんなと一緒にゆったりくつろげる住まいが完成し、とても満足しています。