現在、夫婦と成人した息子の3人暮らし。私は飲食店を経営しており、夫婦で店を切り盛りする毎日を送っています。住まいは築26年の二階建てで、入居して16年になります。浜松市の中心街にある店舗まで自転車でも通える距離で、部屋数も多いことから、育ち盛りの３人の子どもがいる当時の私たちにとっては好都合な物件でした。
 
これまでは借家として住んでいたのですが、今年になってこの家を買い取ることに。それを機に、長年気になっていたものの「借家だから・・・」と諦めていた部分を全面的にリフォームすることにしました。遠鉄のリフォームさんに工事を依頼したのは、遠鉄グループが浜松に長く根付いた企業であり、知名度も高いので信頼できると感じたからです。
 
この建物は私たちが入居する前、二階をネイルサロンか何かの店舗として使っていたようで、建物の外側に階段と通路が設けられています。住居部分は木造、店舗部分は鉄骨造、外壁の中心部分はタイル張りという非常に凝った造りで、新築時にはかなりお金をかけて建てられたようでした。しかし、借家だったこともあり、長年メンテナンス工事ができなかったため、外壁のタイルは剥がれ落ち、ボロボロの状態でした。階段などの鉄骨部分はサビもひどかったです。

そのため外回りの工事では、まず外壁のタイル張りを剥がして撤去する必要がありました。かなり大掛かりな工事となりましたが、タイル張りの部分には新しくサイディングを張り、サビが気になっていた階段などには塗装を施した結果、見違えるほど立派な外観になりました。

外観だけでなく、室内にも気になる箇所がいろいろあったため、これを機に不満を一気に解消しようと決めました。まず、老朽化したトイレや洗面化粧台は機種を交換。油汚れがベッタリついていたレンジフードも新しいものに交換することに。レンジフードは、中身の換気扇が昔ながらのタイプで吸引力が弱い上に、掃除がしづらかったのですが、新しくしてから掃除が格段としやすくなり、これならずっときれいにしておけそうです。

さらに、トイレと洗面・脱衣室の内装も汚れが目立っていたので、壁や天井、床を張り替えることに。家族が一番長い時間を過ごすLDKの壁と天井も一新しました。壁紙や床の素材は、私たち自身で選びました。飲食店を営んでいるため、内装選びは店舗での経験が役立ったように思います。
 
LDKはベーシックな白を基調としましたが、トイレはプライベートな空間なので冒険してみようと考え、ネイビーブルーの壁紙とコラベル柄のクッションフロアを組み合わせました。それがなかなかモダンで個性的な空間に仕上がり、とても気に入っています。洗面脱衣スペースの床も経年劣化がひどく、床をめくったら腐っている部分があったのですが、安全で清潔感あふれる空間に一新されました。

外回りの工事が大変だったので、リフォーム工事は全体で1か月ほどかかりました。担当者さんは私たちの息子と同じくらいの年齢でしたが、若いのにとてもしっかりしていて、対応も親切でした。業者さんも良心的な方々で、「さすが遠鉄のリフォームさんだな」と感心しました。工事もとても丁寧にやってくださり、例えばレンジフードを設置するときも他の吊り収納と高さが合うように細かく調整してもらえたおかげで、見た目がすっきりと美しく仕上がりました。
 
これまで感じていた住まいへの不満が、リフォームですっかり解消され、今は毎日清々しい気分で暮らしています。家がきれいになると、余計に大切にしたくなりますね。東京にいる娘が帰ってきた時に、「すごくきれいになったね！」と、とても喜んでくれたのも嬉しかったです。
 
リフォーム時に、外の階段の脇にあった樹木が階段の上り下りの邪魔になっていたので撤去し、代わりに花壇を作りました。これからは無農薬の野菜や花を植えて家庭菜園とガーデニングを楽しむつもりです。