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キッチンの窓はメリットたくさん!リフォームで失敗しないポイントを解説

2020.12.7
キッチンをリフォームするとき「窓はつけるべき?」とお悩みではないでしょうか。

キッチンの窓には生活を快適にする役割があります。
窓をつけることのメリットや注意点を知ることで、自分のライフスタイルに合わせたキッチンを目指せるでしょう。

この記事ではキッチンに窓をつけるメリットを具体的に紹介します。
さらにキッチンに窓をつける際に、失敗しないためのポイントも解説します。

キッチンに窓があるメリット

キッチンの快適性や機能性を高める「窓」のメリットを、ひとつずつみていきましょう。

メリットその1. 採光によりキッチンが明るくなる

日差しがたっぷり入る明るいキッチンは、調理をしていても気持ちがよいものです。

独立タイプのキッチンは暗くなりがちですが、窓をつけることで自然の光を取りこむことができ、開放的な雰囲気になります。
また食材の色も鮮やかに映るため、料理の見栄えがよくなるのも嬉しいですね。

【適した窓のタイプ】
光を取り込みやすい大きな窓がおすすめです。
複数の窓を設けて、総面積を広くするのもよいでしょう。

メリットその2. 風通しがよくなり換気能力がUPする

キッチンに窓があると、風通しがよくなります。

夏場は蒸し暑いキッチンで長時間調理を続けると、熱中症になる危険性もあります。
窓をつけてキッチンの風通しをよくすることで、暑さの緩和だけではなく、調理中の臭いもこもりにくくなります。

【適した窓のタイプ】
換気が目的で窓を取り付けるなら、小さなサイズでもOKです。
換気扇と併用して空気の通り道をつくれば、効率よく換気できます。

メリットその3. 景色を楽しみながら調理できる

眺望がよい家や自慢の庭がある場合は、キッチンの窓からすてきな景色を楽しむこともできます。
キッチンが壁に囲まれていると閉塞感がありますが、お気に入りの景色を見ながら料理をすれば、気分も晴れやかになるでしょう。

【適した窓のタイプ】
景色が見やすい大きめの窓がおすすめです。
眺望や採光が目的の場合は、開閉ができないFIX窓(はめ殺し窓)にする方法もあります。

メリットその4. オシャレな空間を演出できる

窓はインテリアとしての役割もあります。
デザイン性のある窓をつけることで、自分好みの空間をつくれるでしょう。

レトロなデザインの窓を取り入れて外国風キッチンにしたり、ステンドグラスのような窓でモダンな雰囲気を演出したり、窓にこだわることで料理が楽しくなる空間が生まれます。

【適した窓のタイプ】
一般的な窓は横スライド式ですが、上下にスライドする上げ下げ窓や、観音開きタイプもあります。
窓枠の種類によっても雰囲気がガラリと変わるため、サンプルを参考にしながらイメージを具体的にしてみましょう。

キッチンに窓をつけるときのポイント

キッチンに取り付ける窓は、採光や換気など重視する効果によって選び方が変わります。
窓の役割を決めたうえで設置場所やサイズを検討し、建具との位置関係を考えましょう。

①窓の「役割」を決める

窓の役割である「採光・換気・眺望・デザイン性」のなかで、重視するものを明確にしましょう。
「光を採り入れながら換気もしたい」など目的が複数ある場合も少なくありません。
役割の優先順位を決めておくと、窓の位置やサイズが決めやすくなります。

②窓の役割に合わせた「位置」と「サイズ」を考える

窓の役割が決定したら、次は設置位置とサイズについて考えます。

【設置位置とサイズの例】
目的 設置位置 サイズ
採光 ・効率的に光が取り込める位置
・強い直射日光が入らない位置
大きめ
換気 ・手が届きやすい位置
・風通しがよい位置
小さめ
眺望 ・景色が見やすい位置
・道路や隣の住宅と面していない位置
大きめ
デザイン性 ・キッチンレイアウトにより検討 大小さまざま

採光目的で窓を設置するなら、キッチンの向き(東西南北)に応じて光を取り込みやすい位置を選びましょう。
窓のサイズは大きめがおすすめですが、複数の窓を並べて設置するという方法もあります。

換気目的で窓をつけるなら、サイズは小さくても問題ありません。
日常的に開閉するため、手が届きやすい位置に設置をしましょう。

③吊り戸棚やカウンターとの位置関係を考える

吊り戸棚やカウンターの位置によっては、希望どおりに窓を設置できないこともあります。
どの位置にどんな大きさの窓なら取り付け可能なのか、リフォーム会社とよく相談して決めましょう。

キッチン窓の配置場所

キッチン窓のメリットを活かすためには、窓を設置する場所も重視しましょう。

正面

キッチンで料理をする際、正面に窓があると視界が開けます。とくに壁付けキッチンの場合、目の前に窓を設置することで、閉塞感がなくなるでしょう。

側面

壁面が収納家具で埋まっていたり、キッチンスペース自体に余裕がない場合は、キッチンの側面に窓を設置するのがおすすめです。

キッチン側面の幅が狭く、小さな窓しか設置ができない場合は、スリット窓を検討してみましょう。スリット窓は細長い形状なので、省スペースで採光や風通しを確保できます。

背面

リビング・ダイニングのほうを向いて調理をするカウンターキッチンタイプなら、背面に窓を設置するのも良い方法です。

背面から光が入ることでキッチン全体が照らされて、明るいイメージになります。

天井

キッチン壁の上部、天井付近に、高窓を取り付けるのも選択肢に含めてみてください。窓からの景色が空や木といった高い範囲のものがメインになるため、キッチンの開放感と装飾性が向上します。

また、天窓を取り付けるのもいいでしょう。柔らかな光が真上から降り注ぐため、明るいキッチンに仕上がります。

キッチン窓の形状・種類

キッチン窓は設置場所や目的によって、適した形状や種類があります。

引き違い窓

引き違い窓とは、左右に開く一般的な窓です。床から天井近くまで伸びた掃き出しタイプや、サイズの小さい腰窓タイプがあります。

開閉しやすく採光性も高い反面、外部から侵入されやすい、という弱点もあります。人が通れないような小さなサイズを選んだり、二重ロックを用いたりと、防犯面の工夫をしましょう。

縦すべり窓

細長いスリット窓に用いられることが多い形状で、ドアのように前後に開閉できます。
省スペースでの設置に適しているため、コンパクトなキッチンにもおすすめです。

上下開閉窓

上下開閉窓には、上下の窓どちらも自由に上げ下げできるタイプや、上部分は開かないタイプなど複数の種類があります。
こちらも限られたスペースに窓を設置したい場合に適したタイプです。

横すべり窓

横すべり窓は、窓が上に開くタイプで、横長の窓で用いられることが多い形状です。
窓がひさしの役割を果たすため、雨や外からの視線を遮る効果もあります。

はめ殺し窓(FIX窓)

はめ殺し窓は、開閉できないタイプの窓です。景観・採光、インテリア性の向上を目的として取り付けられることが多いといえます。

開閉できないため通風や換気はできませんが、他の窓よりも防犯性が高いのがメリットです。

キッチン窓のインテリア性をアップさせる方法

キッチンの窓は機能面だけでなく、見た目の華やかさも重視したいポイントです。ここからは、キッチン窓のインテリア性をアップさせる方法についてご紹介します。

カーテンやロールスクリーン

カーテンやロールスクリーンを取り付けることで、キッチンの窓がより華やかな印象になるでしょう。これらの窓装飾品は、外からの視線対策としても効果的です。
もっと手軽に採光や通風、視線対策をしたい場合は、カフェカーテンを用いるのも良いアイデアです。

また、防汚性能が高い製品を選ぶことで、油による窓の変色を防げます。

ただし、カーテンやロールスクリーン、カフェカーテンなどは燃えやすいため、火の近くの窓には取り付けないように注意をしてください。

ガラスフィルム

ガラスフィルムも、キッチン窓をおしゃれに見せるアイテムのひとつです。模様や色が入ったタイプを選べば、窓から入る光が幻想的になるでしょう。

加えて、ガラスフィルムは外からの目隠しとしても役立ちます。

窓枠

窓枠のデザインや色で、キッチンのイメージは大きく変わります。
壁と同色の窓枠ならシンプルな雰囲気に仕上がります。あえて目立つ色や素材を取り入れて、キッチンにアクセントをプラスする方法もおすすめです。

お好みのデザインで、キッチン窓のアレンジを楽しんでみましょう。

キッチンに窓をつけたときの失敗例

ここからはキッチンの窓にありがちな失敗例と解決策を紹介します。
あとから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、ぜひチェックしてください。

失敗例① 外からキッチンが丸見え

窓をつけたことで「外からキッチンが丸見えになってしまった」という失敗例です。
立地によっては外からの視線が気になることや、隣の家からキッチンが丸見えになることもあります。

【解決策】
窓の取り付け位置を決める際は、外からの見え方にも気を配りましょう。
どうしても視線が気になるときは、ブラインドやすりガラスを利用しましょう。

失敗例② 直射日光で暑い

いざ窓を設置してみたら「日差しが暑すぎた」という失敗例です。
窓の向きによっては、直射日光で食品が傷んでしまう心配もあります。

【解決策】
リフォーム前にキッチンの方角や、日光の入り方もチェックしましょう。
またブラインドやロールカーテンを取り付けるのもおすすめです。
ブラインドは羽の角度によって日差しの入り方を調整でき、
ロールカーテンは必要な長さだけ下ろして光を遮ることができます。

※コンロまわりの窓に、ブラインドやロールカーテンなど可燃性の商品を取り付けることはお控えください。

キッチンに窓をつけたいならリフォーム会社に相談

「キッチンが暗い」「換気が悪い」などでお困りなら、まずはリフォーム会社に相談してみましょう。

リフォーム会社は、過去の施行事例やサンプル画像などを多数取りそろえています。
窓の取り付けを含め、キッチンのトータルリフォームなどさまざまな角度からの提案をおこなってもらえます。

キッチンリフォームの事例

遠鉄のリフォームではこれまで数多くのキッチンリフォームをお手伝いしてきました。
その中から、魅力的に変化したキッチンをご紹介します。

開放的でさわやかなキッチンに変化!(磐田市 K様邸)

Before
After
施工内容 ・屋根外壁塗装
・外構改修
・水まわり
・内部改修
工事期間 3ヶ月
使用商材 ・屋根塗装:エスケー化研 クールタイトフッ素
・外壁塗装:エスケー化研 アートセラクリーン、サンドエレガンテ
・浴室:TOTO サザナHSシリーズ
・キッチン:パナソニック リフォムス
・洗面化粧台:TOTO ST、リモデア
・トイレ:TOTO NJ2、HV
築年数 26年
工事費用 約970万円
※本事例ではキッチン以外の全体のリフォームも行っております。

全体的な色も暗く、重たいイメージだったキッチンが、明るく華やかに変化しました。光を反射しやすい白を基調とすることで、窓からの光がより広がりやすくなっています。

施工事例の詳細はこちら

家族とのコミュニケーションが取れるキッチンに(浜松市 K様邸)

Before
After
施工内容 リノベーション
工事期間 約2か月
工事費用 約700万円
※本事例ではキッチン以外の全体のリフォームも行っております。

独立タイプだったキッチンをリビングとつなげることで、キッチン窓からの光が空間全体に届くようになりました。家族とのコミュニケーションも取れるため、料理中の孤立感がなくなります。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

窓のおもな役割は「採光・換気・眺望・デザイン性」の4つです。
キッチンの窓は目的を明確にしたうえで、家の立地や使い勝手も考慮しながら、デザインや設置場所を決めましょう。

毎日調理をするキッチンは、気持ちよく過ごせる場所にしたいものです。
役割にあった最適な窓を設置して、快適なキッチン空間にしてみませんか。
静岡県西部のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。

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