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リビング階段の魅力とは?後悔しないための寒さ対策も解説!

2021.10.18
リビング階段とはリビング内に設けられた階段のことで、リビングイン階段とも言います。
リビング階段はおしゃれでカッコいいイメージですが、実際に生活する上で使い勝手に不安を感じる人もいるでしょう。

この記事ではリビング階段の魅力と、知っておくべきデメリットについて解説します。
リビング階段の「寒さ対策」についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。


 

リビング階段の魅力とは?

リビング階段とは、家の中心となるリビングに設けられた階段のことです。
「デザイン性が高い」「コミュニケーションが取りやすい」といった特徴があり、憧れる人も多いかもしれません。

リビング階段の具体的な魅力について、詳しく見ていきましょう。

 

家族の会話が増える

リビング階段のメリットとして「家族の会話が増えること」があげられます。
リビング階段にすると、外出や帰宅の際は必ずリビングを通らなければなりません。
家族と顔を合わせる機会が増えるため、自然と会話も増える傾向にあります。

とくに子供がいるご家庭では、リビング階段にするメリットは大きいでしょう。
リビングに居ながら子供の様子が伺えますし、外出時・帰宅時ともに声かけもしてあげられます。
また特に会話を交わさない場合でも、表情や態度などから子供の様子がわかるため親としては安心です。

 

インテリア性が高い

リビング階段は、部屋のイメージを左右する立派なインテリアのひとつです。
殺風景なリビングのアクセントとして、リビング階段を取り入れるケースもあるようです。
階段横の壁がないオープンスタイルや、蹴込み板(段と段の隙間の板)がないスケルトン階段などがあり、カジュアルやシックモダンなど好みに合わせて自由にコーディネートが楽しめます。

 

コミュニケーションが取りやすい

リビング階段は「中2階にスキップフロア(踊り場)を設ける」「上まで吹き抜けにする」など、縦の空間を有効活用しやすい特徴があります。
階段とつながる空間がオープンなため、上下階のコミュニケーションが取りやすいことがメリットです。
各々が自由な時間を過ごしていても人の気配が感じられるので、家に一体感が生まれやすいでしょう。

 

リビングが広く感じられる

階段をリビングの外に付けた場合と中に取り込んだ場合とでは、リビング階段の方が部屋が広く感じられます。
実際にリビングとして使える広さは変わりませんが、階段の分だけ空間が広くなるためです。

とくにスケルトン階段の場合は、一般的な階段のように蹴込み板がないため圧迫感がありません。
また、間取りによっては階段下のスペースも活用できるため、その分だけ使用面積が増えることになります。


 

リビング階段で後悔しないために!デメリットもチェック

ここまでいくつかのメリットを紹介しましたが、リビング階段ならではのデメリットもあります。

 

設計次第ではリビングが寒くなる

リビング階段は、場合によってはリビングが寒くなってしまう可能性があります。
リビング階段は吹き抜けと繋がるように設計されることが多く、広々とした空間を確保できたり、コミュニケーションが取りやすかったりすることがメリットです。
しかし、空間が広い分だけ冷暖房の効率は悪くなります。
とくに暖かい空気は上に溜まりやすいため、冬場は暖房をかけていてもリビングが寒くなりがちです。

 

プライバシーの確保が難しい

リビング階段のメリットは、コミュニケーション性が高く家族の存在を感じやすいことです。
しかし考え方次第では「プライバシーの確保が難しい」とも言えるでしょう。

リビング階段だと、どうしても家族と顔を合わせる機会が多くなります。
家族との距離が近い分だけ干渉する頻度も高くなりがちなので、思春期の子供にとってはリビング階段がデメリットに感じてしまうかもしれません。

またリビング階段だと友人や知人を家に招いた時、家族のプライバシーが見えてしまう可能性があります。
例えば、来客中とは知らずに身だしなみを整えないまま部屋をでてきてしまったり、リビングが散らかった状態で子供が友人を連れてきたりするなど、気になる場面もあるでしょう。

 

匂いや音が2階にも伝わる

リビング階段はオープンな空間なので、匂いや音が上階に伝わりやすいことがデメリットです。
自室で静かに過ごしたくても、リビングの話し声やテレビの音が気になってしまうこともあるでしょう。

また料理の匂いが2階にも昇り、間取りによっては匂いがこもってしまうこともあります。
リビング階段にするなら、キッチンの配置や階段の位置を考慮することも大切です。


 

リビング階段の寒さ対策は?

デメリットの項目にもあるように「リビング階段は寒い」というイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし事前にきちんと対策を立てれば、寒さのデメリットは回避できることがほとんどです。

ここでは、リビング階段の寒さ対策についていくつか紹介します。

 

設計時に断熱・気密性能にこだわる

リビング階段の寒さ対策のポイントは「高断熱・高気密にこだわった家づくり」にあります。
断熱性が高いほど外気の影響を受けにくいため、室内の気温が安定しやすく暖房の効率もよくなります。
断熱性を高めるためには、気密性も同じくらい大切です。
気密性が悪いとせっかくの暖かい空気が外に逃げてしまい、十分な断熱効果が得られません。

リビング階段を取り入れるなら、設計の段階でしっかりと寒さ対策をすることが大切です。

 

エアコンの配置や暖房器具を工夫する

暖気を逃しにくくするためには、エアコンの配置にも注意が必要です。
風向きや風の流れを考慮して、エアコンは「階段から離れた位置に設置する」「階段の真正面は避ける」など工夫しましょう。

リビング階段にするなら、ガスファンヒーターや足元から温める床暖房もおすすめです。
また壁伝いに垂直に風を吹き出して、床に沿う気流で足元を暖めるエアコンも発売されています。
ライフスタイルやリビングの間取りに合わせて、最適な暖房器具を選びましょう。

 

カーテンやロールスクリーンを設置する

階段の入り口に、カーテンやロールスクリーンを設置する方法も寒さ対策になります。
暖かい空気が上階に流れるのを防いでくれるので、暖房の効率が良くなるでしょう。

覆う面積が広いスケルトン階段の場合は、カーテンよりもロールスクリーンがおすすめです。
ロールスクリーンは、カーテンのようにヒダやドレープがないフラットな一枚布です。
そのため、階段の横全面に設置しても圧迫感が少なく、すっきりとした仕上がりになるでしょう。

ロールスクリーンは、横開きではなく上下に開閉するタイプです。
全開にすれば上部にすっきりと収納できて、使わない時も邪魔になりません。
素材や色・柄も豊富なので、インテリア性もあっておすすめです。


 

まとめ

リビング階段のメリット・デメリットをまとめると次のとおりです。

【メリット】
 ・インテリア性が高くおしゃれなリビングになる
 ・家族のコミュニケーションがとりやすい
 ・階段の空間の分だけリビングが広く感じられる

【デメリット】
 ・オープンな空間なので寒くなりがち
 ・プライバシーの確保が難しい
 ・匂いや音が上階に伝わりやすい

リビング階段のメリットはデメリットにもなり得るため、ライフスタイルに合わせてじっくりと検討しましょう。

また一番心配な「寒さ」についてですが、最近の住宅は断熱性・気密性に優れた家が多いです。
設計の段階でしっかりと寒さ対策を立てれば、大きなデメリットにはならないでしょう。
リビング階段についてお考えなら、まずは信頼できるリフォーム会社に相談することをおすすめします。



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