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雨漏りの修理費用の相場とは?発生した際の対処方法・依頼先を解説

雨漏りを放置しておくと、侵入した雨水が床や家財を濡らし、劣化を早めてしまう可能性があります。そのため雨漏りを発見したら、なるべく早く修理が必要です。

しかし、修理するにあたって、修理費用が気になる方も多いでしょう。雨漏りの修理費用の相場は、雨漏りが発生した場所によって異なります。

この記事では、雨漏りの修理費用の相場を、雨漏りの発生場所ごとにご紹介します。

雨漏りに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

雨漏りの修理費用の相場

雨漏りの修理費用の相場は、雨漏りが発生する場所によって大きく差が出ます。雨漏りが起きた場所ごとの、修理費用の相場について見ていきましょう。

屋根の雨漏り

【費用相場】
・部分補修:5万円〜20万円
・雨樋の交換:1万円〜50万円前後
・棟板金の交換:3万円〜20万円前後
・屋根材の交換:100万円〜200万円前後

屋根は構造が複雑なため、修理する場所によって修理費用が大きく変わります。

瓦のズレの修正やコーキングの補修といった簡単な部分修理で済む雨漏りの場合、費用は5万円で収まることもあります。

樋の詰まりや劣化によって雨漏りが発生している場合は、樋の一部、もしくは全体の交換が必要です。樋の部分交換であれば、1万円前後が費用相場です。樋全体を交換する場合、50万円前後の費用が必要になります。

屋根の頂上部分にある棟板金は、10年前後で釘が抜けて屋根から浮いてきます。そこから雨水が浸入し、雨漏りが発生するケースは少なくありません。

棟板金の交換費用は、3万円〜20万円前後です。交換せずに釘をコーキング材で固定するだけの修理をおこなう場合は、1万円〜4万円前後の費用で済みます。

屋根の葺き替えといった大規模な修繕が必要な雨漏りの場合、100万円〜200万円の修理費用が発生します。屋根の素材や広さによって金額は大きく変化するため、見積もりを確認しましょう。

外壁の雨漏り

【費用相場】
・コーキング・ひび割れなどの部分補修:5万円前後
・コーキングの打ち替え:50万円前後
・外壁の塗り直し:100万円前後

家の壁に雨水の染みが見られた場合、外壁から雨漏りしていることが考えられます。外壁の雨漏りは、外壁のひび割れや歪み、塗装が剥がれていることなどが原因です。

コーキングやひび割れの部分補修であれば5万円前後が費用相場です。コーキングの打ち替えを行う場合は、50万円前後の費用が発生します。

外壁を塗り直す場合は、100万円前後かかることもあります。塗料のグレードや外壁の面積などによって金額は異なるため、正確な費用は見積もりを取って確認しましょう。

天井の雨漏り

【費用相場】5,000円/㎡

天井の雨漏りは、天井の上を通る配管が劣化し、そこから水漏れが発生している可能性があります。

また、外壁や屋根の亀裂から雨水が侵入し、雨漏りが発生しているかもしれません。

天井の雨漏りの修理の際は、天井の張り替えと下地ボードの交換工事を行います。天井の張り替えと下地ボード交換だけであれば、費用相場は、5,000/㎡ほどです。

ただし、天井の修繕に加えて、配管の修理や外壁・屋根など、雨漏りの根本の原因となる場所の修理工事も必要になる場合は、費用相場は高くなります。

窓の雨漏り

【費用相場】3万円〜25万円

窓の雨漏りは、窓周りのコーキングの劣化が原因となるケースがほとんどです。その他にも、窓枠や窓周りの外壁の劣化などが雨漏りの原因である可能性も考えられます。

窓の雨漏り修理は、コーキング補修のみであれば、3万円前後で実現します。窓を取り外して行う雨漏り修理の場合、25万円ほどが費用相場です。

雨漏りしている窓が天窓の場合、高所作業となるため費用はさらに高くなります。天窓周りの屋根の交換工事が必要になるケースも考えられるため、依頼先のリフォーム会社に、現場を確認してもらったほうが良いでしょう。

ベランダの雨漏り

【費用相場】3万円〜25万円

ベランダは雨が溜まりやすく、劣化スピードが早い場所です。雨漏りが発生しやすいため、築年数が経過している住まいでは、定期的にベランダの雨漏り点検をしましょう。

ベランダの雨漏りは、風雨によって防水シートが破損したり、手すりや窓周辺のコーキングが劣化したりして発生します。修理の費用相場は3万円〜25万円ほどです。

ベランダの下地が傷んで雨漏りしている場合は大掛かりな工事が必要になるため、費用はさらに高くなります。

屋上の雨漏り

【費用相場】50万円〜100万円

屋上もベランダと同じように、雨が溜まりやすく雨漏りが発生しやすい場所です。

雨漏りの原因としては、防水材の経年劣化や排水溝の詰まりなどが、大きな理由として挙げられます。それほど修理の範囲が広くない場合、もしくは排水溝の詰まりを解消するだけであれば、修理費用は50万円以下で済むこともあります。

しかし防水材を新たに交換する場合、100万円以上の費用がかかることも少なくありません。足場の設置が必要なケースもあるため、施工会社に現場の確認を依頼し、正確な見積もりを出してもらいましょう。

雨漏りが発生した場合の対処方法

雨漏りが発生した場合、浸水による二次被害を止めることが大切です。また、修理がスムーズに進むように、必要な準備もしておきましょう。

ここからは、雨漏りが発生した際の対処方法についてご紹介します。

バケツやタオルで雨水を受け止める

天井や壁に発生した雨漏りが、床や巾木を濡らすことも考えられます。あまりにひどく床や巾木が濡れた場合、雨漏りの修理に加えてこれらの張り直しが必要です。

雨漏りによる二次被害を防ぐために、雨漏りを発見したらバケツやタオルなどで水を受け止め、床・巾木を濡らさないように注意しましょう。
雨漏りしている場所を撮影する
雨漏りを修理する際、修理箇所が乾いていると雨漏りの経路をたどるのが難しくなります。原因が判断しにくいことから、費用と調査の時間が増えてしまうため、雨漏りを確認した際は該当箇所を写真に撮っておくのがおすすめです。

また、写真はさまざまなアングルから撮影をしましょう。角度が違う画像があることで、原因をよりスムーズに判断できます。

応急処置をする

屋根からの雨漏りの場合、これ以上雨漏りが進行しないように応急処置をしましょう。

屋根に大きなブルーシートを被せることで、雨の日に雨漏りが発生するのを一時的に抑えられます。屋根の雨漏り発生箇所を断定するのは難しいため、なるべく大きなブルーシートを広範囲に被せるのがおすすめです。

ブルーシートが風や雨で流されないように、砂利を入れた土嚢袋を置くこと、さらに防水テープを貼ることも、忘れないようにしましょう。

土嚢袋には砂ではなく、必ず砂利を入れます。砂を入れてしまうと、袋が破れたときに屋根に泥水が溜まり、家を汚す原因となってしまいます。

雨漏りの修理の依頼先

雨漏りが発生した際の修理は、リフォーム会社に依頼するのがおすすめです。リフォーム会社は家づくりへの知識や経験が豊富なため、雨漏りの発生箇所の断定も早く、的確な処置を行えます。

また、雨漏り以外にも家のさまざまな課題を解決できるため、気になる住まいの悩みも同時に相談できます。

アフターフォローも充実しているので、雨漏り修理後に困ったことがあった際も、すぐに駆けつけてくれるでしょう。

雨漏りは自分で修理できる?

雨漏りは原因特定が非常に難しく、素人が修理するのは困難です。

自分で雨漏りの原因がわかったとしても、修理の手順を間違えたり、釘を刺す場所を誤ったりといった小さなミスが、雨漏りを悪化させる原因にもなります。

雨漏りが発生した際、DIYでおこなうのはビニールシートを被せるなどの応急処置までにして、修理はプロのリフォーム会社に依頼しましょう。

雨漏りで使用できる保険とは?

経年劣化による雨漏りは保険の対象にはなりません。ただし雨漏りの原因が、台風だったり強風で物が飛んできたりといった自然災害の場合、火災保険が適用される可能性があります。

契約している保険内容を確認して、保険会社に問い合わせてみましょう。

まとめ

雨漏りの修理費用の相場は、雨漏りの発生原因となる場所によって大きく変化します。雨漏りの発生場所の特定は難しいため、プロであるリフォーム会社に修理を依頼しましょう。

また、雨漏りが発生した際は慌てずに適切な行動を取ることも大切です。保険が適用される可能性もあるため、ご紹介した内容を参考にして、修理を計画してください。
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