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外壁塗装でもリフォームローンは組める?金利や住宅ローン控除を受ける条件を解説

そろそろ外壁を塗装したいけど「まとまった資金がないから」と、あきらめていませんか?
そんなときに活用したいのが、外壁塗装にも使える「リフォームローン」です。

この記事ではリフォームローンの種類や借入先、ローンを組むことのメリット・デメリットについて解説します。


 

外壁塗装のローンとは

不動産関連のローンには「住宅ローン」や「リフォームローン」があります。
家を買うときは住宅ローンを利用しますが、外壁塗装で利用するローンは「リフォームローン」が一般的です。
 

住宅ローンとリフォームローンは併用できる?

リフォームをする時点で、住宅ローンも返済中というケースは少なくありません。
この場合「ローンの併用は無理では?」と思うかもしれませんが、住宅ローンとリフォームローンは基本的には併用できます。

ただし、住宅ローン以外にも返済中のローン(マイカーローンなど)があれば、融資額が減額したり審査が厳しくなったりすることがあります。


 

外壁塗装のリフォームローンの相談先は?

リフォームローンはさまざまな企業が取り扱っています。
それぞれ特徴があるため、自分にあった借入先に相談することが大切です。
 

住宅ローンの借入先に相談

住宅ローンを返済中の人は、まずは借入先の金融機関などに相談しましょう。
同じ借入先なら、優遇金利でローンを組める可能性もあります。
住宅ローンとリフォームローンがセットになった「リフォーム一体型住宅ローン」へ借り換えるという方法もあります。
 

銀行に相談

銀行のリフォームローンには「有担保ローン」と「無担保ローン」があります。
担保の有無によって審査の基準や手続き、借入上限額などが異なります。

有担保ローン
有担保ローンでは、家や土地などを担保にしてローンを組みます。
手続きが複雑で審査にも時間が必要ですが、借入上限額が高く、ローンの返済期間も長いことがメリットです。
金利も1~2%と、通常の住宅ローンと同程度です。
ただし登記手数料や事務手数料などが別途かかります。

無担保ローン
無担保ローンは借入上限額が低く、返済期間も短めです。
金利は高めですが、審査期間が短く手続きがスムーズなことがメリットです。
少額融資で、面倒な手続きを省きたい人に向いています。
 

外壁塗装会社に相談

塗装会社によっては、お客様の希望を踏まえて金融機関を紹介してくれることもあります。
申込書や必要書類を塗装会社に提出するだけで、手続きができることがメリットです。
金融機関に足を運ぶ回数を減らすことができるため、申し込みもスムーズでしょう。
 

信販会社に相談

リフォームローンは、信販会社でも多く取り扱っています。
銀行と比べて金利は高めですが、無担保で借りられることや審査が早いことがメリットです。
信販会社のリフォームローンは、団信(団体信用生命保険)の付加も可能です。
ローン契約者が返済中に死亡したり高度障害になったりしても、保険会社よりローン残金が支払われます。


 

リフォームローンの金利

リフォームローンは、担保の有無で金利が異なります。
有担保ローンは1~2%、無担保ローンは2~5%の金利が一般的なので、銀行や信販会社など含めた全体の金利相場は2~3%が目安です。

リフォームローンは大きく分けて「固定金利」と「変動金利」の2種類があります。
それぞれの特徴は、次のとおりです。
 

固定金利

固定金利の場合、ローン完済日まで金利は変わらず一定です。
市場金利によって、返済額が増減することはありません。
変動金利と比べて金利はやや高めですが、返済計画が立てやすいというメリットがあります。

固定金利はさらに「長期固定金利型」と「固定金利選択型」の2種類があります。
 ・ 長期固定金利型:毎月の返済額は完済時まで一定
 ・ 固定金利選択型:選択期間中は金利が固定される(1・3・5・7・10年など契約時に期間を選択)

固定金利選択型では、固定期間が終了した時点で変動金利に切り替えるか、再度固定金利選択型を継続するか、どちらかを選べます。
 

変動金利

変動金利は、市場金利の動きに合わせて定期的に金利が変わります。
一般的に金利は半年ごとに見直されますが、月々の返済額は5年ごとに見直されることが多いです。


 

外壁塗装のローンも住宅ローン減税の対象?

住宅ローン減税は、家を購入したりリフォームしたりする際に利用できる減税制度です。
一定の要件を満たせば、塗装リフォーム工事が住宅ローン減税の対象となることがあります。
 

住宅ローン減税の利用条件

住宅ローン減税の利用条件は次のとおりです(2020年12月1日現在)。

 ・ 自己の所有・居住用の家屋についておこなう増改築である
 ・ 増築、改築、建築基準法に規定する大規模な修繕又は大規模の模様替えの工事
  (※室内のリフォームや、耐震基準に適合させるための修繕など他にも項目あり。詳しくは国税庁HP参照)
 ・ 増改築などの日より6か月以内に居住している
 ・ 各年の12月31日まで継続して居住している(死亡したときはその日まで)
 ・ 登記簿に記載の床面積が50平方メートル以上ある
 ・ 床面積の1/2以上の部分が居住用であること
 ・ リフォーム費用が100万円を超えている
 ・ リフォーム費用の1/2以上の額が居住部分の工事費用である
 ・ 対象となる住宅のローンが10年以上である
 ・ 居住した年とその前後2年ずつの計5年間に、長期譲渡所得の課税の特例などの適用を受けていない
参考:国税庁「増改築等をした場合(住宅借入金等特別控除)」より


外壁塗装は一般的な修繕にあたり「増築、改築、建築基準法に規定する『大規模な修繕』又は大規模の模様替えの工事」の項目に該当します。
リフォームで住宅ローン減税を受けるためには、工事費や住宅ローンの返済期間に要件があります。
詳しくは、国税庁のHPを参照してください。
 

住宅ローン減税を利用するためには確定申告が必要

住宅ローン減税は、所得税から直接控除される仕組みです。
この制度を利用するためには、確定申告をおこなう必要があります。

ただし給与所得者の場合は、1年目のみ確定申告が必要です。
2年目からは、勤務先の年末調整で住宅ローン控除の適用が受けられます。


 

外壁塗装をローンで行うメリット

外壁塗装のローンには、メリットとデメリットがあります。
まずはメリットから見てみましょう。

まとまった資金が必要ない

リフォームローンを利用すれば、まとまった資金がなくても外壁塗装ができます。
「今は貯金がないから」と工事を見送っているうちに、外壁塗装の劣化が進んでしまう可能性もあります。
塗装の劣化を放っておくと、断熱効果の低下や雨漏りを招く事態になりかねません。

安定した返済計画が立てられる場合は、ローンを利用して適切なタイミングで外壁塗装をおこなうのもいいでしょう。
 

預貯金を使わずにすむ

ある程度貯金があれば、わざわざローンを組む必要はないかもしれません。
しかし子どもの進学や結婚などに備え、預貯金は使いたくないという人もいるのではないでしょうか。

「貯金はあるけど、いま使うのは不安」という人は、リフォームローンを利用することもひとつの方法です。


 

外壁塗装をローンで行うデメリット

続いては、外壁塗装のローンのデメリットについてみていきましょう。
 

金利がかかる

ローンのデメリットといえば、金利がかかることです。
借入額や返済期間、担保の有無でも金利は変わります。
自分のライフスタイルにあった、最適なリフォームローンを組むことが大切です。
 

審査をクリアする必要がある

借入先や借入額によっては、審査が厳しい場合もあります。
完済時の年齢や健康状態、勤続年数や年収などによって返済能力の有無が判断されます。
リフォームローンを利用の際は、早めに借り入れ条件について確認しておきましょう。
 

計画性をもって借りることが大切

リフォームローンは便利ですが、計画性をもって利用しないと完済できなくなるリスクがあります。
今後のライフプランをよく考え、無理のない範囲でローンを組むことが大切です。


 

まとめ

外壁塗装をするときは、リフォームローンを利用できます。
現在住宅ローンを返済中の方は、まず借入先の銀行に相談しましょう。
外壁塗装会社に相談するとスムーズに話がすすむことも。
また信販会社でも、リフォームローンを取り扱っています。

外壁塗装のリフォームローンは、適用要件を満たせば住宅ローン減税の対象にもなります。
不明な点については、工事を依頼する塗装会社に相談してみましょう。
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