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植栽でおしゃれな住まいに!シンボルツリーや目隠しにおすすめの庭木15選を紹介

2022.5.30
「家の外観が殺風景」「全体的に何か物寂しい」と感じたら、植栽をしてみてはいかがでしょうか?
周囲に少しの緑があるだけで、家の外観の雰囲気はガラリと変わります。
 
この記事では植栽がもたらすメリットや、目的別に選定した、植栽におすすめの草木15種類を紹介します。

植栽とは?

植栽とはわかりやすく言うと「植物を植える」ことですが、ただ単に植えればいいわけではありません。
植栽は、敷地空間をデザインするエクステリアの一部として、家の「機能性向上」や「美観の保持」といった役割を担っています。
 

植栽の役割やメリット

・枝葉の広がりや色のコントラストによって空間に奥行きを与えてくれる
・木の種類によっては葉が紅葉するなど四季を感じられる
・外部からの目隠しになる
・通風を確保しながらも日差しをほどよく遮ってくれる
 
このように植栽は家に表情を与えるだけではなく、庭先に木陰を作ったり、外部からの目隠しになったりもします。

おしゃれな植栽を選ぶための5つのポイント

植栽は、家の印象を左右する大切な存在です。おしゃれな植栽を選ぶことで、家の外観をより華やかに彩ることができます。

ここからは、おしゃれな植栽を選ぶための5つのポイントについてご紹介します。

①植栽の目的に沿って常緑種・落葉種を選ぼう

植栽には1年中緑を楽しめる常緑種と、落葉によって季節の移り変わりを実感できる落葉種があります。

植栽に求める内容によって、植える植物の種類を決めましょう。

たとえば、明るく華やかな植栽を楽しみたいのであれば、年間を通して豊かな緑を楽しめる常緑種がおすすめです。
また、目隠しをして安心して暮らせる住まいを求める場合も、常緑種を植栽に選ぶと良いでしょう。

一方で、四季の移ろいを堪能したい方は、冬は葉を落とす落葉種がおすすめです。
落葉種は緑が生い茂る常緑種より繊細なシルエットをしており、玄関や庭に落ち着いた雰囲気を与えてくれます。

また、夏は強い日差しから住まいや花壇の植物を守り、冬は暖かい光を取り入れてくれるのも、落葉種のメリットです。

植栽を植える目的を明確にし、常緑種・落葉種のどちらがご自宅に合っているのか、検討してみましょう。

②住まいの外観と合っているかをチェック

植栽を植える際は、住まいの外観と植物の印象を合わせることも大切です。

たとえば、カラフルな洋瓦の屋根を用いた外国風の住まいなら、たくさんの花をメインにした植栽を取り入れてみてはいかがでしょうか。
色とりどりの花の中に緑豊かなシンボルツリーが加わることで、住まいの華やかさが増します。

日本家屋を連想させるシックで落ち着いた佇まいの家であれば、松や楓など、和を連想させる植栽が相性が良くおすすめです。住まいの凛としたイメージが、より際立ちます。

住まいそのものの外観だけでなく、門柱や外構とのバランスも考慮した上で、植栽を選定しましょう。

③植栽場所の環境に合った植物であること

植栽を植える場所が、つねに日が当たるとは限りません。また、強い日差しが苦手な植物も存在します。

植栽を設置する場所は、緑の生育状況を大きく左右します。
生育環境に合った植栽を取り入れることで、植物が早期で枯れたり病気になったりするのを防げます。

④植栽場所のサイズ・目的に合った木の高さ

植栽の中には、成長すると大木になるものも存在します。
大きくなることを考慮した上で、植える場所を決めましょう。

また、目隠しのために植えた植物の背が低すぎて、外からの視線を防げなかった、という失敗例もあります。
逆に植栽の背が伸びすぎてしまい、外部からの視線だけでなく日の光まで遮ってしまう、というケースも少なくありません。

植える木を選ぶ際は、植栽の目的に見合ったサイズであることも大切な要素です。

⑤その他の植物とのバランスを考える

シンボルツリーを設置する場所のまわりに、花やその他のグリーンを植える場合、植物同士の相性を考える必要があります。

植物には、日の光が必要です。
背の低い植物をシンボルツリーの足元に植えた結果、日が当たらずに成長ができない、ということもあるでしょう。
また、蔦系の植物がシンボルツリーを覆うまで成長してしまい、シンボルツリーの光合成を阻害することもあります。

植栽を取り入れる際はそれぞれの植物が順調に成長できるよう、配置に注意しましょう。

加えて見た目のバランスも、植栽においては大切な要素です。
シンボルツリーとその他の植物のテイストが違いすぎると、ちぐはぐな印象になってしまいます。

植栽に統一感がでるように、植物の系統は揃えたほうが良いでしょう。

おしゃれなシンボルツリーにおすすめの植栽8選

ここからは、シンボルツリーにおすすめの樹木を8つご紹介します。
シンボルツリーとは、文字通り「家の象徴」となる木です。
それぞれの特徴を知って、家のイメージに合う最適な木を選びましょう。

オリーブ

オリーブは、洋風の家にとてもマッチする常緑樹です。
落ち着いたグリーン色で、細めのシャープな葉形が全体的にすっきりとした印象を与えます。
オリーブは、ゆったりと伸びた枝葉が美しい木です。
そのため、ある程度のスペースが必要で、狭小地への植栽には不向きと言えるでしょう。

ユーカリ

ユーカリは南半球原産の常緑樹で、その数は数百種類とも言われています。
中でも、丸みを帯びた葉形が愛らしい「マルバユーカリ」は植栽としての人気が高く、やや銀色がかった緑の葉が、見た目に涼やかな印象を与えてくれます。
 
ユーカリは成長速度がとても早く、すぐに大きくなってしまいます。
そのため、ゆとりのある敷地と、年に数回の剪定が必要です。

レモン

レモンは、インドのヒマラヤ山麓原産の常緑樹です。
酸っぱい果実のイメージが強いレモンですが、果実以外にも白くて可愛い花を楽しめます。
 
レモンは低木と呼ばれるタイプで、樹高は2~3m程度です。
そのため狭い庭でも育てやすく、上手く育てば美味しいレモンを収穫できます。

アオダモ

アオダモは枝葉が少なく、すっきりとした樹形が特徴的な落葉樹です。
春には可愛らしい白い花を、そして秋には美しい紅葉を楽しむことができます。
 
アオダモは、どんな環境でも育てやすいことから近年植栽としての需要が高まっています。
しかし、シンプルな佇まいが故に、単独植えだとやや寂しく感じることもあります。

イロハモミジ

イロハモミジは日本を代表する紅葉樹で、古くから植栽として親しまれています。
紅葉の見ごろは11~12月で、和風・洋風を問わず馴染みが良いため、シンボルツリーとしても人気があります。
 
イロハモミジは、小さいものでも3~4mほどまで成長します。
植栽をする際は樹高を考慮して、植える場所を選びましょう。

ミモザ

ミモザの代表的な品種は「ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)」と「フサアカシア(房アカシア)」ですが、日本でミモザと言えばギンヨウアカシアを指します。
ミモザは春になると、枝葉を覆いつくすほどの丸い黄色い花をたくさん咲かせます。
銀色を帯びた緑の葉と相まって、ゴージャスな雰囲気を醸し出してくれます。
 
ミモザは樹高が高く、枝葉の広がりも大きい木です。
そのため敷地の広さ高さともに、ある程度の余裕が必要です。

ソヨゴ

ソヨゴはつるんとした光沢のある葉と、小さな赤い実が可愛らしい常緑樹です。
6月頃に白い花が咲き始め、秋~冬になると緑の葉の間に真っ赤な実をつけます。
 
ソヨゴは成長速度が緩やかで手入れも楽なため、シンボルツリーに取り入れやすい木です。
ただし、熱い日差しに弱いため、植栽場所は直射日光が当たらない場所を選びましょう。

シマトネリコ

すっきりとした樹形で圧迫感が少ないシマトネリコも、シンボルツリーとして人気が高い木の1つです。
シマトネリコは成長速度がとても早いため、定期的に剪定しないとあっという間に大きくなってしまいます。
また、夏の日差しや乾燥には強いが、寒さに弱いという特徴があります。
そのため常緑樹ではありますが、寒冷地では寒さで落葉してしまうこともあります。

目隠しにおすすめの植栽7選

続いては、目隠しにおすすめの草木を7つご紹介します。
外部からの視線を遮る目的で植栽するため、一年を通して葉を付けている「常緑樹」がおすすめです。

キンモクセイ

秋になると、甘い香りを放つキンモクセイ。
濃い緑色の葉と橙色の花とのコントラストが美しく、シンボルツリーとしているケースもあります。
 
キンモクセイは、放っておくと樹高が5mほどになります。
あまり大きくしたくない場合は、定期的な剪定が必要です。

フェイジョア

やや肉厚で丸みのある葉と、どことなく南国をイメージさせる花が印象的なフェイジョア。
年に一度の剪定で2m程度の高さを維持できるため、管理のしやすさからも近年庭木としてよく使われています。
 
フェイジョアは、花だけではなく美味しい果実も楽しめます。
フェイジョアの果実は「パイナップルグアバ」とも呼ばれ、甘酸っぱく爽やかな味わいです。
またフェイジョアの花びらも、食用として美味しく食べられます。

ハイノキ

枝葉が細く、すっきりとした樹形が好まれるハイノキ。
葉の形は少し先の尖った披針形で、淡い緑の葉が風に揺れる姿は涼しげで風情があります。
 
ハイノキは本来10m近くにもなる高木ですが、一般的な土壌で庭木として育てた場合の樹高は3~4m程度です。
常緑樹としては珍しく成長速度が緩やかなため、頻繁な剪定の必要がなく手入れが楽なことがメリットです。

セイヨウツゲ(ボックスウッド)

セイヨウツゲは別名「ボックスウッド」とも呼ばれ、日本のホンツゲよりも大きく丸みを帯びた葉をしています。
セイヨウツゲは枝葉が多く成長速度が緩やかなことから、適宜剪定を行い、生垣などに使用されることが多いです。
セイヨウツゲは常緑樹ですが、寒さが厳しい寒冷地では美しい紅葉が見られることもあります。

レッドロビン

燃え上がるような、赤い新芽が美しいレッドロビン。
6月頃になると、小ぶりで可憐な白い花も見られます。
 
レッドロビンは病害虫に強く育てやすいですが、成長速度が早いため年に2~3回の剪定が必要です。
上手に刈り込みを行うことで枝葉の密度が増すため、生垣に使われることが多い品種です。

シルバープリペット

シルバープリペットは、クリーム色がかった斑入りの葉が特徴的な木です。
細い枝葉が放射状に広がりを見せ、個性は強すぎないものの確かな存在感を放っています。
シルバープリペットは見た目が軽やかで、周囲の景色とも馴染みやすいです。
また、ほかの植物との相性もよいため、庭木としてよく使用されます。
 
シルバープリペットは、手入れをしないと3mほどまで成長します。
大きく育てたく無い場合は、定期的に剪定を行いましょう。

アベリア

春から秋にかけて、花期が長いことで知られるアベリア。
細長い枝に、白色や薄ピンク色の小ぶりな花をたくさん咲かせます。
アベリアは常緑樹に属しますが、シマトネリコと同様、寒冷地では落葉する半常緑樹でもあります。
 
アベリアは病虫害に強く丈夫で育てやすいため、庭木のほか、公園や歩道などさまざまな場所で見かけます。
アベリアは成長が旺盛なため、樹形を整えるために年に2回ほどの剪定が必要です。

植栽を植える場所のチェックポイント

植栽を計画する際は、植える場所の次の点をチェックしましょう。

・植える場所の日当たり
・植える場所の広さ
・生活動線との関わり

それぞれの内容について、解説します。

植える場所の日当たり

植物には、日の光を好むタイプと嫌うタイプがあります。
植栽をしようと考えている場所の日当たり状況に応じて、植物を選ぶようにしましょう。

植物の生育環境に合っていない場所に植えてしまうと、すぐに枯れたり病気にかかったりする可能性があります。

植物の美しい状態を楽しむには、植物が好む環境であることが大切です。

植える場所の広さ

植える場所と植えたい植物の大きさが合っているかどうかも、植栽選びで大切なポイントです。

大きな植物を小さな花壇や庭に植えることで、インパクトのあるシンボルツリーとなります。
しかし木が育ちすぎた結果、近隣まで葉枝を伸ばしてしまったり、住まいに日陰をつくってしまったりすることも考えられるでしょう。

また広い場所に小さな木を植えた結果、想像よりも目立たず、シンボルツリーとしての役割を果たせなかった、というケースもあります。

植物の大きさと植える場所のバランスを考えて、植栽を楽しみましょう。

生活動線との関わり

植栽を玄関周りに加えた結果、生活動線に隔たりができてしまうケースも存在します。

「庭に出るのに植栽が邪魔で、ぐるりと回り道をしなくてはならない」「植栽があることで玄関アプローチが狭くなり行き来がしにくい」となっては、せっかくの美しい植栽の魅力も半減してしまいます。

植栽を植える際は、生活動線の邪魔にならない場所を選びましょう。

プランター・鉢植えで植栽を育てる際のポイント

シンボルツリーは、プランターや鉢植えで育てることもできます。
ここからは、プランター・鉢植えで植栽を育てる際のポイントについて、解説します。

植木鉢・プランターはサイズが大きいものを

木が根をしっかり張り健康に育つには、たくさんの土が必要です。そのため直植え以外で植栽を取り入れる際は、土がたっぷり入る大容量の植木鉢・プランターを選ぶようにしましょう。

プランター・植木鉢のデザインを家の外観に合わせることで、大きなサイズの容器も景観の一部として馴染みます。

乾燥に強い植物を選ぶ

植木鉢・プランターを、玄関ポーチや軒下など雨があたりにくい場所に置く家も多いのではないでしょうか。

植木鉢やプランターの土は、地面の土のように、雨や空気中の水分から水を取り入れにくい環境にあります。
自然の土よりも乾燥が早いため、植木鉢・プランターの植栽は、乾燥に強いタイプを選ぶと良いでしょう。

乾燥に比較的強く植木鉢・プランターでの生育ができるシンボルツリーには、オリーブやサルスベリなどが挙げられます。

まとめ

植栽は家の外観に関わるだけではなく、暮らしの質を向上させる役割もあります。
植栽をする際は草木の見た目だけではなく、樹高や、育てやすさについても考慮しましょう。
 
植栽では草木の選定や管理など、樹木の種類によっては自分で行うことが難しいケースもあります。
植栽でお住まいのイメージアップをお考えなら、信頼できるリフォーム会社に相談しましょう。
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