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キッチンの色で後悔しないために!選び方のポイントと人気色をご紹介

居心地がいいキッチンにするためには、レイアウトや間取りだけでなく「色選び」も重要なポイントです。
しかし「どんな色を選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか?

今回はキッチンの色選びに関するポイントや、それぞれの色のメリット・デメリットを紹介します。

失敗しない!キッチンの色選び

キッチンの色選びで失敗しないために、押さえておくべきポイントを解説します。

床・壁との相性を考える

キッチンの色を決めるときは、床や壁との相性を考えましょう。
床・壁・キッチンを同系色でそろえると統一感が生まれ、空間が広く感じられます。

また床がダークカラーならキッチンを明るく、床が淡い色ならキッチンを落ち着いた色にする、といったコーディネートもおすすめです。
キッチンの色がアクセントとなり、おしゃれな雰囲気がつくれるでしょう。

家具・家電の色と調和させる

ダイニングのテーブルやリビングのソファ、冷蔵庫や電子レンジといった家電との相性も大切です。
全てを同系色にする必要はありませんが、シックな色合い、明るめの色合いなど配色の方向性を統一するとバランスがよくなります。

キッチンや周辺に窓がある場合は、カーテンやブラインドの色も含めて考
えましょう。

カップボード・棚との相性も大切

カップボードや収納棚・飾り棚など、キッチンにあるインテリアにも目を向けてみましょう。
これらのテイストとキッチンの色が持つイメージが合っていると、まとまりが生まれます。

逆にテイストがずれていると、ちぐはぐで落ち着かない印象になるため、注意しましょう。

細部との組み合わせ

キッチンのイメージは、色選びだけで決まるものではありません。取っ手金具や水栓・キッチン扉のデザインといった細部も、キッチンの印象を変える重要なポイントです。

たとえば、パステルカラーのキッチンにゴールドの金具を組み合わせると、明るさの中に高級感が生まれるでしょう。モダンなダークカラーのキッチン扉に、凝ったモールディングが装飾されていると、重厚感が増します。

色選びの際には、このように細かい部分との相性も考慮してみましょう。

電球の色・日当たりなども考慮する

電球の色や日当たりで、キッチンのイメージが変わることもあります。

昼白色や昼光色といった、白っぽい照明や日当たりの良い場所なら、ダークカラーのキッチンを選んでも暗くなりすぎないでしょう。ただし、白系の明るい色のキッチンの場合は、眩しくなりすぎるケースも考えられます。

電球色の落ち着いた明かりや日当たりが悪いキッチンでは、ダークカラーは重たい印象になってしまう可能性も。しかしナチュラルカラーのキッチンなら、明かりが少ないことで、静けさや落ち着きを感じられるでしょう。

キッチンの色選びで迷っている方は、ご自宅のキッチンの明るさで、色の選択肢を絞るのもひとつの方法です。

お手入れのしやすさも重要

キッチンは毎日使う場所なので、水はねや油汚れが目立たない色を選ぶことも重要です。
さらに色と合わせて表面の加工もチェックしましょう。

マットな「艶消し仕上げ」は落ち着いた雰囲気になりますが、汚れが付着しやすいという特徴もあります。
艶のある「鏡面仕上げ」は汚れを拭き取りやすいですが、使うたびに拭き掃除をしないと水しぶきや指紋が目立ちます。

色と表面加工を上手に組み合わせ、お手入れしやすいキッチンを目指しましょう。

ショールームやサンプルをチェックする

カタログやホームページの色と実物の色では、イメージが違うこともあります。
ショールームで実物を確認したり色サンプルを取り寄せたりして、実際の色をチェックしましょう。

リフォーム会社に相談すれば、さまざまなメーカーの色サンプルを見ることができます。またメーカーのサイトには、キッチンの色選びに役立つカラーシミュレーションが用意されている場合もあります。

ぜひ活用してみてください。

作りたいイメージを明確にする

キッチンの色によって室内の印象は大きく変わります。
目指すキッチンのイメージを明確にしてから色選びをしましょう。

明るい清潔感のあるキッチンなら白、ナチュラルな空間にしたい場合は木目調など、選ぶ色で雰囲気が決まります。

キッチンの人気色

「白系」「ブラウン系・木目調」「ブラック系」「パステルカラー系」「ビタミンカラー系」「レッド系」「グレーカラー系」の7タイプについて解説します。
 
それぞれのイメージやメリット・デメリットをみていきましょう。

【白系】清潔感と明るさのあるキッチン

白はキッチンの定番カラーで、多くの住宅で採用されています。
 

白系キッチンのメリット

明るく清潔感のある白はシンプルで飽きのこない色合いで、流行に左右されず取り入れられます。
空間が広く見える効果もあるので、狭いキッチンでも開放的な雰囲気に見えるでしょう。
家電や家具の色ともバランスが取りやすく、まとまりのあるキッチンに仕上げられます。

白系のなかにもクールな印象のホワイト、暖かみのあるオフホワイトなどイメージの異なるカラーがそろっています。
 

白系キッチンのデメリット

白系キッチンのデメリットは、汚れが目立ちやすい点です。
調味料や油汚れなど色のついたものが付着したときは、すぐに掃除をしましょう。

きれいな状態をキープするためには、こまめな掃除が大切です。拭き取りやすい「鏡面仕上げ」にすることでお手入れが楽になります。

【ブラウン系・木目調】落ち着きと高級感のあるキッチン

ブラウン系や木目調のキッチンは、色の濃さやデザイン次第で印象の違うキッチンを作れます。
 

ブラウン系・木目調キッチンのメリット

ブラウン系や木目調のキッチンは、高級感があり落ち着いた雰囲気になります。
同じブラウン系、木目調でも色の明るさを選ぶことで、さまざまなイメージが実現できます。
白系に比べると汚れが目立ちにくいのもメリットです。
 

ブラウン系・木目調キッチンのデメリット

ブラウン系や木目調は、フローリングとの組み合わせがポイントになります。
キッチンとフローリングの色が近すぎると、空間にメリハリがなくなり狭く感じることもあります。

そこでフローリングとキッチンに、コントラストをつける色選びがおすすめです。
床が濃い色のフローリングの場合、キッチンは薄い色の木目調にする、といったように、はっきりと色の違いを作ると空間に奥行きが出るでしょう。

【ブラック系】スタイリッシュでモダンなキッチン

ブラック系は他の色と合わせやすいキッチンカラーです。
黒に近いネイビーやダークブラウンもこのタイプに当てはまります。
 

ブラック系キッチンのメリット

ブラック系のキッチンは、スタイリッシュでモダンな印象を与えます。
クールなイメージもあり、男性にも好まれる色合いです。

キッチンの床や壁が明るい色の場合、ブラック系のキッチンを取り入れると空間が引き締まります。
また汚れが目立ちにくいことも、ブラック系キッチンのメリットです。
 

ブラック系キッチンのデメリット

床や壁が濃い色の場合、キッチンをブラック系でそろえてしまうと暗い雰囲気になりやすいので気をつけましょう。

また「鏡面仕上げ」のブラック系は、水滴や指紋などが目立ちます。
お手入れの際は、水拭きをしたあとに空拭きをしましょう。

【パステルカラー系】明るくかわいらしいキッチン

淡いピンクやブルー、イエローといったパステルカラー系は、女性に人気のキッチンです。
明るくかわいらしい印象のキッチンがつくれます。
 

パステルカラー系キッチンのメリット

パステルカラーは色味が控えめなので、家電やインテリアとのコーディネートもしやすいでしょう。

白よりも個性が出しやすく、自分らしいキッチン作りができます。
「色味のあるキッチンに憧れるけど、濃い色は抵抗がある…」という方でもチャレンジしやすいこともメリットです。
 

パステルカラー系キッチンのデメリット

色が淡いため、ブラウン系、ブラック系と比べると汚れが目立ちやすくなります。
こまめなお手入れを心がけると、きれいな色合いをキープできるでしょう。
また、家具やカーテンなどでアクセント色を入れる際には、キッチンの色との相性を確認する必要があります。

【ビタミンカラー系】個性的で華やかなキッチン

パキッとした明るい黄色やオレンジ、緑といったビタミンカラーのキッチンは、個性的なキッチンを目指す人にぴったりです。華やかさと明るさを印象付けられます。
 

ビタミンカラー系キッチンのメリット

ビタミンカラー系のキッチンは、空間コーディネートのアクセントとして活かせます。

また、ビタミンカラーは活気を印象付ける色です。キッチンに取り入れることで、ダイニングやリビング全体に、楽しさや賑やかなイメージを加えられます。
 

ビタミンカラー系キッチンのデメリット

ビタミンカラー系のキッチンは、空間のテイストや色味によっては、浮いた存在となる可能性があります。キッチンと同系色のアイテムをインテリアに加える、といったテクニックを取り入れて、空間になじむようにしましょう。

【レッド系】ポップで上品なキッチン

赤や紫といったレッド系のキッチンは、明るくポップなイメージです。色味を抑えれば、上品で都会的な雰囲気にもなります。
 

レッド系キッチンのメリット

レッド系のキッチンはハードルが高いと思われがち。しかし実際には、インテリアのテイストを選ばないという魅力があります。

カラフルな空間や和風やモダンテイストといった落ち着いたキッチンにも採用されることが多い、汎用性の高い色です。
 

レッド系キッチンのデメリット

レッド系キッチンは色の主張が強いため、人によっては飽きを感じてしまうこともあるでしょう。

小物類で変化をつけたりキッチン用具も同系色で揃えたりなど、レッド系キッチンを長く楽しめるような工夫をしてみましょう。

【グレーカラー】どのテイストとも相性が良いキッチン

グレー系カラーのキッチンは選択の幅も広く、どのような色味とも合わせやすい存在です。
 

グレーカラー系キッチンのメリット

グレーカラー系は、上品な印象を与えてくれます。キッチンに取り入れることで、リビング・ダイニングに洗練されたイメージが加わるでしょう。

また、小物や他インテリアの色を選ばず、さまざまなテイストと合わせやすいのも魅力のひとつです。
 

グレーカラー系キッチンのデメリット

グレーカラーは扱いやすい色ですが、グレーの面積が広すぎるとぼやけた印象になることも。小物類やキッチン周りの家具類はグレーとは違う色味をプラスして、バランスを取るのがおすすめです。

キッチンの色を変えたい!DIYでも大丈夫?

長年同じキッチンを使っていると、飽きを感じてしまうこともあるでしょう。

リメイクシートや化粧板シートなどを使い、DIYでキッチンの見た目に変化を生むこともできますが、DIYでのキッチンリメイクはおすすめしません。

リメイクシートが経年で剥がれてきてしまったり、空気が入って浮いてきたりすれば、見た目の悪さが際立ってしまいます。また、リメイクシートの糊がキッチンに付着して取れなくなる、という可能性も考えられるでしょう。

ペンキで色を塗り替える方法もありますが、塗料の選択や塗り方を誤れば、色ムラが発生してしまいます。また、ツルツルとした素材の上にペンキを塗ってもうまく色が乗らず、思ったような結果にならない可能性もゼロではありません。

キッチンの色を変えたりイメージチェンジをしたい場合は、DIYではなく、プロのリフォーム会社に依頼するのがおすすめです。

悩んだときはリフォーム会社に相談

キッチンの色選びに悩んだときには、リフォーム会社に相談してみましょう。

さまざまなメーカーのキッチンを取り扱っているリフォーム会社なら、要望に合わせた最適な商品を紹介してくれます。
色だけでなく空間全体のバランスや、室内のイメージに合わせた提案がもらえるでしょう。

キッチンリフォームの事例

ここからは、遠鉄リフォームによるキッチンリフォームの事例についてご紹介します。
キッチンの色選びやイメージ作りに悩んでいる方は、参考にしてください。

明るくハイセンスなキッチンに(浜松市 M様邸)

Before
After
施工内容 ・フローリング張替え工事
・水回り交換工事
・クロス張替え工事
工事期間 約2ヶ月
使用商材 ・キッチン:トクラス Bb W2400
・カップボード:トクラス Bb W1600
・浴室:トクラス ヴィタール 1317
・洗面化粧台:LIXIL MV W1000
・トイレ:TOTO ZJシリーズ
・電気温水器:三菱 SRT-J46WD5
・テレビ台:パナソニック キュビオス
築年数 22年
工事費用 約750万円

※本事例では、キッチンのリフォームに加えて、中古マンションの全面的なリフォームを行っています。

暗い印象だったキッチンを、リビングからの光が入るようにリフォームしました。

充分な明かりを確保できているため、ダークカラーのキッチンでも重い印象を与えません。
また、リフォームで貼り替えた床も、キッチン全体に明るさを加える要素となっています。

施工事例の詳細はこちら

モノトーンのかっこいいキッチンへ(浜松市 N様邸)

Before
After
施工内容 ・キッチン、カップボード交換工事
・壁紙張替え工事
・床クッションフロア張替え工事
工事期間 約4日
使用商材 ・キッチン:トクラス ベリー W2550
・カップボード:トクラス ベリー
カウンター収納(奥行600タイプ)+トールキャビネット
・キッチンパネル(1面のみ) マグピタボード
築年数 約16年
工事費用 約196万円

時代を感じるステンレス天板のキッチンを、モノトーンでかっこいいキッチンへとリフォームしました。

取っ手・床・壁クロスの色味を合わせることで、統一感を出しています。背面のカップボードの収納力も高く、機能性にも優れたキッチンです。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

キッチンの色選びは、間取りやレイアウトと同じく重要なポイントです。
色を選ぶ際は、壁や床、家具や家電との相性をチェックしましょう。

キッチンの色を変えるだけで室内の雰囲気はもちろん、お手入れのしやすさも変わります。
リフォームをお考えの方は、色選びを含めてリフォーム会社に相談しましょう。  
静岡県西部のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。

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