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外壁塗装の塗り替え時期は?適切な季節や塗り替えサインを解説!

2021.1.26

「外壁の塗り替えは、いつ行うべき?」

新築のころに比べて外壁が色あせたと感じても、塗り替えのタイミングがわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
外壁塗装は住まいの美観を保つだけでなく、雨風から外壁を保護して住まいの耐久性を向上させる役割もあります。

今回は外壁塗装の塗り替え時期や、塗り替えに適した季節について解説します。
「塗り替え時期はどうやって見極めればいいの?」とお悩みの方に、塗り替えサインもご紹介します。

 

外壁塗装の塗り替え時期は?

「外壁塗装は10年を目安に塗り替え」といわれることが多いですが、塗り替え時期は使用する塗料によって異なります。
まずは塗料ごとの塗り替え時期をご紹介しましょう。


塗料に合わせた塗り替え時期
外壁塗装の塗料は、グレード別に下記の4種類にわけられます。
それぞれ使用している合成樹脂が異なるため、耐用年数にも差があります。
 
塗料の種類 耐用年数
アクリル系塗料 5~7年
ウレタン系塗料 6~8年
シリコン系塗料 8~10年
フッ素系塗料 13~15年
シリコン系塗料を使用している住宅が多いため、一般的に「10年が目安」とされていますが、塗料ごとの耐用年数に合わせた塗り替えが大切です。

【塗料別にみた外壁の塗り替えサイクル】
ライフステージに合わせた塗り替え時期
塗料ごとの耐用年数を目安にしながらも、ライフステージに合わせて塗り替えのタイミングを決めましょう。

例えば築10年目を迎える年が「お子さまの進学の時期が重なる」などのケースです。

入学準備にはまとまった費用が必要でしょう。
外壁塗装の時期と重なると「出費が大きくなってしまう」といった場合は、外壁の劣化状況を考慮しながら塗装のタイミングを検討しましょう。

ご紹介した塗り替えサイクルは、あくまで目安のひとつです。
リフォーム会社に相談しながら、外壁の状態とライフステージに合わせた塗り替えをすることが重要です。


外壁塗装を塗り替えないとどうなるの?
外壁塗装が劣化したままだと、快適な暮らしができなくなる可能性があります。
例えば雨漏りしたり、断熱効果が下がったりなどが考えられるでしょう。

「外壁の汚れや色あせは気になるけど、お金がかかるから塗り替えはしたくない」という声を聞くこともあります。

外壁の塗り替えは、外観を美しくリフレッシュさせるリフォームです。
しかし外壁塗装の役割は「美観」だけではありません。

外壁塗装には主に3つの役割があります。
 ・美観
 ・保護
 ・機能

見た目を向上させる「美観」に対して「保護」「機能」は住まいの耐久性を向上させます。

外壁塗装が劣化していると、雨風から外壁を保護する効果が弱くなり、外壁材そのものの傷みが早くなったり雨漏りしたりする可能性もあるのです。
また遮熱効果や防カビ効果のある塗料を使用していた場合、外壁塗装の劣化に伴いこれらの機能も低下します。

見た目を一新するとともに、住まいの快適性も高める外壁塗装。
最適なタイミングで塗り替えましょう。

 

外壁塗装の劣化サイン

外壁の塗り替え時期は、塗料の耐用年数やライフステージで決めることが重要です。
最適なタイミングを逃さないためにも、日頃から外壁塗装の状態をセルフチェックしましょう。

ここからは外壁塗装の劣化サインをご紹介します。

チョーキング
外壁を手でこすると、白い粉がついたことはありませんか?
これは「チョーキング(白亜化現象)」と呼ばれており、外壁塗装の劣化が原因で起こります。
顔料を含まないクリヤー塗料では生じませんが、色がついている塗料であればグレードにかかわらずチョーキングが見られます。

チョーキングはなぜ起こるのでしょうか?
原因は塗膜の劣化です。

外壁の塗膜が紫外線や雨、風で劣化すると、塗料に含まれる顔料が表面に浮き上がります。
表面に浮いた顔料がさらに劣化すると粉体となり「白い粉が手につく」というチョーキングを起こすのです。

チョーキングが見られたら、外壁塗装が劣化しているので塗り替えの時期と考えましょう。


コーキングの切れ
コーキングは外壁の隙間を埋める目地材です。
サッシや窓枠との隙間、配管回りに使用されます。
サイディングの外壁ではパネル同士の隙間を埋める際にも使われます。

コーキングが切れたり裂けたりして、外壁との間に隙間が空いてしまっている場合は補修が必要です。
コーキングの切れをそのままにしていると、雨漏りやひび割れの原因になります。


壁のひび割れ
「クラック」と呼ばれる外壁のひび割れは、劣化サインのひとつです。
クラックは割れの状態によって2種類にわけられます。
 ・ヘアークラック…割れ目の幅が0.3mm以下、深さが4mm以下
 ・構造クラック…割れ目の幅が0.3mm以上、深さが5mm以上

髪の毛のように細いひび割れの「ヘアークラック」は、外壁の塗膜が割れている状態です。
紫外線によって塗料が劣化すると、ヘアークラックが生じます。

外壁塗装の劣化サインとして見逃さないように注意しましょう。

ヘアークラックを放置していると、構造クラックが生じる可能性もあります。
構造クラックは外壁塗装の劣化ではなく、外壁そのものが割れている状態です。
外壁材そのものにひびが入っているため、状況によっては地震や台風などの衝撃で外壁が崩れるケースもあります。

ヘアークラックを見つけたら大きなひび割れになる前に、外壁塗装と合わせてメンテナンスを行いましょう。


塗膜の浮き・剥がれ
外壁塗装が劣化すると、表面の塗膜が浮き上がったり剥がれたりします。
塗膜の浮き・剥がれをそのままにしていると、外壁の内部に水が入り、ひび割れや雨漏りなど大きな被害に繋がる可能性もあります。


外壁の色あせ
外壁のひびや塗膜の浮き・剥がれが見られなくとも、外壁が色あせてきたら劣化のサインです。
劣化症状としては初期段階ですが、塗り替え時期を検討するきっかけとしてチェックしましょう。


壁の藻・カビ
藻やカビは湿気の多い場所に繁殖します。
外壁塗装が劣化してくると防カビ効果、防藻効果が低下するためカビや藻が発生しやすくなります。

外壁の藻やカビを発見したら、塗装の劣化が考えられます。
塗り替えを検討しましょう。

 

外壁塗装に適した季節は?

壁塗装は1年中行えますが、一般的に適した季節は春(3月~5月)と秋(9月~11月)と言われています。

春秋は湿度が低く、天気の良い日が多いため外壁塗装に適しています。

逆に、一般的には、気温が低い冬(12月~2月)や、湿度が高い梅雨の時期は、敬遠される傾向があります。

しかし、最近は、室内でエアコンをつけて窓を締め切って過ごす夏や冬の方が、塗装工事をしていても気になりにくいという理由でこの時期を選ぶ方も増えてきています。

また、雨の日は塗装工事を中止するケースが多いため、雨の多い時期の施工の場合は、工事期間を長めに考えておくことがいいでしょう。

一般的には春秋が適した季節ですが、お住まいの地域の気候や考え方によって最適な季節は変わります。
塗り替えのシーズンに関しては、リフォーム会社に相談してみましょう。

 

まとめ

外壁塗装の塗り替え時期は「10年が目安」といわれていますが、使用する塗料によって異なります。
塗料の種類と耐用年数を確認して、塗り替えの計画をたてましょう。

外壁塗装は住宅の「美観」を保つ役割がありますが、外壁材の守る「保護」や快適に過ごすための「機能」の役割も持っています。
適切なタイミングで塗り替えを行わないと、外壁が劣化し雨漏りしたりカビが発生したりする可能性もあります。

塗料の耐用年数を目安に、お住まいの地域、ライフステージと合わせて塗り替えのタイミングを検討しましょう。
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