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リビングの畳コーナーの活用方法は?リフォームで畳コーナーを新設する方法を解説

フローリングのリビングに「畳を取り入れたい」と思ったことはありませんか?
心地よい手触りとイ草の香りが特徴の畳ですが、最近では和モダンな雰囲気も人気のポイントです。

この記事では、リビングの畳コーナーの活用方法について解説します。
畳コーナーの種類やメリット・デメリットのほか、畳コーナーの設置費用についても説明します。


 

リビングの畳コーナーは意外と便利!

意外と便利なリビングの畳コーナー。
おすすめの活用方法についてご紹介します。

 

キッズスペースにおすすめ

リビングの畳コーナーは、キッズスペースにおすすめです。
子供が小さいうちは、リビングが遊び場となることも珍しくありません。
しかしフローリングは滑りやすいので、転んだ時に頭を打つなど怪我をする可能性があります。
その点、柔軟性のある畳なら転んでも比較的安全なので、子供も伸び伸びと遊べるでしょう。

また畳は、フローリングと比べて物音が階下に伝わりにくいです。
そのため、マンションなどの集合住宅のリビングにもおすすめです。

 

赤ちゃんも過ごしやすい

リビングの畳コーナーは、赤ちゃんのお昼寝にも最適です。
畳に使用されるイ草には調湿作用があるため、冬は暖かく夏は涼しく過ごせるという特徴があります。
乾燥しがちな冬場や蒸し暑い夏場でも、赤ちゃんが気持ちよくお昼寝できるでしょう。

 

家事スペースとして活用

リビングの畳コーナーは、家事スペースとしても大活躍します。
例えば「洗濯物をたたむ」「アイロンがけをする」などの作業は、床に座って行う人が多いと思います。
このような家事はフローリングだと、足元が冷えたり床の硬さを感じたりしますが、柔軟性のある畳コーナーなら心地よく作業できるでしょう。

 

書斎や客間、来客時の寝室にも

リビングの一角にある畳コーナーは「和の雰囲気」が感じられる落ち着いた空間です。
そのため書斎として利用したり、大切なお客様をお招きしたりするのに最適でしょう。

またリビングの畳コーナーは、来客時の寝室としても重宝します。
一般家庭において、日頃からゲストルームを用意している家はそう多くありません。
普段は畳コーナーを多目的スペースとして利用し、来客時には布団を敷いて寝室として使ってもらうという活用方法もあります。


 

リビングの畳コーナーの種類

リビングの畳コーナーは、おもに「フラットタイプ」と「小上がりタイプ」に分けられます。
リビングとの間仕切りの有無によっても、使い勝手や見た目の印象が大きく変わります。

 

フラットタイプ

リビングとの境目に段差がない畳コーナーを「フラットタイプ」と言います。
フラットタイプはリビングと繋がっているため一体感があり、空間を広く使えることがメリットです。

段差のないフラットタイプは、赤ちゃんがハイハイをしたりお昼寝で寝返りをしたりしても転落の心配がありません。
そのため、フラットタイプの畳コーナーは「リビングを広く使いたい」「赤ちゃんや小さな子供がいる」というご家庭におすすめです。

 

小上がりタイプ

リビングよりも、一段高い位置にある畳コーナーを「小上がりタイプ」と言います。
小上がりタイプは段差を収納スペースとして活用できたり、ちょっと腰を掛けるなど、椅子代わりとして使えたりもします。
段差があるためリビングのホコリが入ってきにくく、ゴロンと寝転ぶのにも最適です。

また、同じ空間でも高低差があるため、腰を掛けたり寝ころんだ際に、リビングに居る家族と自然と目線が合わせやすい特徴もあります。きっと、自然と会話が弾む空間を演出してくれるでしょう。

 

間仕切りの有無

リビングの畳コーナーには、間仕切りがあるタイプとないタイプがあります。
間仕切りがあるタイプは「プライバシー性を重視したい」「状況に応じて空間を使い分けたい」「来客用に使用したい」という場合におすすめです。
一方、間仕切りがないタイプは「圧迫感をなくしたい」「リビングを広く使いたい」という場合に適しています。


 

リビングに畳コーナーを作るには?

リビングに畳コーナーを作るには、次の2つの方法があります。

 ・置き畳を設置する
 ・リフォームする

それぞれのメリットとデメリット、およその設置費用について見ていきましょう。

 

置き畳で作る

畳コーナーは欲しいが、できるだけ手軽に設置したいという場合は「置き畳」がおすすめです。
置き畳は通常の畳の半畳ほどの大きさで、厚みも1.5~2.5㎝程度と畳の約半分です。
畳の裏面には滑り止め加工が施してあり、フローリングの上に直接置いて使用します。


置き畳のメリット
置き畳のメリットは、何といっても設置が簡単なことです。
段差が少ないためリビングに圧迫感を与えず、ラグのような感覚で好きな場所に設置できることもポイントのひとつです。
素材や織り方にも種類があり、カラーバリエーションも豊富なのでリビングのアクセントにもなります。


置き畳のデメリット
床材によっては、置き畳の縁が擦れて傷がついてしまったり、畳のグリップ(滑り止め)が十分ではなくずれてしまったりする可能性があります。
また床と置き畳の間に細かいチリや埃が入り込んでしまうため、定期的に畳を上げて掃除をする必要があるでしょう。


置き畳で畳コーナーを作る費用      
置き畳には「イ草製・和紙製・樹脂製」などがあり、織り方にも「引目織・平織」などの種類があります。
素材や織り方によって金額は変わりますが、置き畳の一般的な価格相場は1枚2,000~5,000円くらいです。
リフォーム会社に採寸・設置をしてもらう場合は、別途工事代がプラスされます。

 

リフォームで畳コーナー(和室)を作る

しっかりとした畳の部屋や小上がりの畳スペースを作るならリフォームがおすすめです。
置き畳は手軽に設置できることがメリットですが「将来的にもしっかりとした畳が必要」「本格的な和室がほしい」という場合は、リフォームをした方が納得のいく和室コーナーになるでしょう。


リフォームのメリット
リフォームの最大のメリットは、クオリティーの高い本格的な畳コーナーが作れることです。
リフォームでは壁や可動式間仕切りの設置も可能なので、状況や目的に応じて空間を有効活用できるという魅力もあります。

厚みが2㎝程度の置き畳と比べて、通常の畳は5.5~6.0㎝程度の厚みがあります。
そのため、リフォームで作った畳コーナーは程よい弾力性があり、赤ちゃんからお年寄りまで気持ちよく過ごせるでしょう。


リフォームのデメリット
フローリングから畳へのリフォームは床を剥がす必要があるため、まとまった費用と時間がかかります。

またリフォームで設置した畳コーナーは、簡単には撤去できません。
将来的にいらなくなった時は再度リフォームが必要となり、畳の撤去費用に加え、フローリングの張り替え費用や壁の補修費用などがかかるケースもあります。


リフォームで畳コーナー(和室)を作る費用     
リフォームで畳コーナーを作るための費用は、20万円~が一般的です。
畳コーナー(6畳間)の設置費用のおよその内訳は、次のとおりです。

 ・畳代:4.5~12万円
 ・フローリングの剥離費用:2万円~
 ・下地の張り替え費用:2万円~
 ・畳の設置費用:1万円~
 ・廃材処理費用:1万円~

リフォームの総額は畳の金額や広さによって大きく異なるため、事前にリフォーム会社に見積もりを出してもらいましょう。

費用をもう少し押さえたい場合は、フローリングの上に畳を敷き詰めるリフォーム方法もあります。
ただし、この場合はフローリングと畳の間に湿気がこもりやすいため、定期的なメンテナンスが必要になるでしょう。


 

まとめ

リビングの畳コーナーは、キッズスペースや家事スペースなどさまざまな活用方法があります。
畳コーナーにはフラットタイプと小上がりタイプがあるため、目的や用途に応じて最適なものを選びましょう。

リビングに畳コーナーを作る方法は、主に次の2つです。

 ・置き畳で作る
 ・リフォームで作る

それぞれにメリット・デメリットがあり、設置にかかる費用も期間も異なります。
リビングの畳コーナーについてお悩みなら、まずは信頼できるリフォーム会社に相談することをおすすめします。



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