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居心地のいいリビングに!間取りのポイントを解説

リビングは家の中心となる場所なので、気持ちいい空間にしたいものです。
しかし、どのような間取りにすれば居心地のよいリビングになるのかと、お悩みではないでしょうか?

この記事ではリビングの間取りの種類やメリット・デメリットのほか、間取りを考えるポイントについて解説します。
実際のリフォーム事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。


 

ライフスタイルに合わせて選ぶ!リビングの間取り

各家庭により家族構成や生活習慣が異なるため、リビングはライフスタイルに合わせた間取りにすることが重要です。
ここでは5つのタイプのリビングについて、それぞれの特徴を紹介します。

 

①広めのリビングダイニング

広めのリビングは開放感があり、ゆったりとくつろげる点が1番の魅力です。
「よく友人や知人を招く」「家族一緒に過ごすことが多い」という場合におすすめです。


メリット
 ・圧迫感がなくゆったりできる
 ・パーソナルスペースが確保しやすい
 ・在宅ワークなどにも対応可能

リビングが広いと、同じ空間にいながらにして「それぞれの時間」を自由に楽しめます。
パーソナルスペースを確保しつつ家族一緒に過ごせるため、近年増加傾向にあるテレワークにも対応しやすいでしょう。


デメリット
 ・冷暖房の効率が下がる
 ・リビング以外の空間が狭くなる

リビングを広くするときは断熱性・気密性を高めて、冷暖房の効率を上げるようにしましょう。
リビングが広い分だけ、隣接する廊下やほかの部屋が狭くなってしまう可能性がある点にも注意が必要です。

 

②独立型のリビング    

独立型リビングは、リビングとダイニングキッチンが別々に配置されています。
「キッチンが丸見えになるのが嫌」「落ち着いてゆったりくつろぎたい」という場合におすすめです。


メリット
 ・リビングに生活感を感じさせない
 ・調理中の音や臭いがリビングに伝わりくい

独立型リビングはキッチンの中が見えないため、シンクに溜まった洗い物など、生活感を感じさせるものを視界からシャットアウトできます。
また、キッチンの音や料理の臭いやがリビングに伝わりにくいことも、独立型リビングのメリットです。


デメリット
 ・リビングとキッチン間のコミュニケーションが取りにくい

独立型リビングの場合、調理中はリビングとの気軽なコミュニケーションが難しくなります。

 

③和室が隣接したリビング

和室が隣接したリビングは、一般的によく見られる間取りです。
「和室を個室として使用する」「オープンにしてリビングを広く使う」など、状況に応じて空間を有効活用できるという特徴があります。


メリット
 ・状況に応じてさまざまな使い方ができる

リビングに隣接する和室は、キッズスペースやちょっとした家事スペースとして、また書斎や客間など個室としての利用も可能です。
ライフスタイルに合わせて臨機応変に対応できるため、リビングの使い方の幅が広がります。


デメリット
 ・和の雰囲気が出てしまう
 ・メンテナンスが大変

畳は「和の雰囲気」が強いため、リビングとは一線を画した空間になります。
リビングは洋風に統一したいという人は、間仕切りを付けるなどの対応が必要です。

また、畳は日焼けしたりイ草が擦り切れてしまったりと、使い方によってはフローリングよりも劣化が早いというデメリットもあります。

 

④階段のあるリビング

リビング内に設けられた階段を「リビング階段」と言います。
近年、リビング階段を取り入れる家は増加傾向にあり、小さい子どもがいるファミリー層には特に人気の間取りです。


メリット
 ・コミュニケーションが取りやすい
 ・リビングがおしゃれになる
 ・空間が広く感じられる

リビング階段は家族と顔を合わせる機会が増えるため、自然と会話が生まれやすくなります。
外出や帰宅の際には必ず家族の顔が見れるため、安心感を得られるでしょう。

リビング階段はデザイン性の高いものが多く、階段そのものがインテリアになります。
リビングがおしゃれになるだけではなく、階段を取り込んだ分だけ空間が広がるので、リビングが広く感じられることもメリットのひとつです。


デメリット
 ・プライバシー性に欠ける
 ・暖房が効きにくい
 ・音や臭いが上階に伝わりやすい

リビング階段のある間取りは、来客時なども、家族のプライバシーが見えてしまう可能性があります。

またリビングに階段にすると、状況によっては暖房が効きにくいことがあります。
暖かい空気は上に溜まりやすいため、リビング階段から2階に暖気が流れてしまい、冬場はリビングが寒くなってしまうケースも見られるため、冷暖房対策が必要です。

 

⑤吹き抜けのあるリビング

吹き抜けがあるリビングは、広く開放的で明るい印象を与えてくれます。
1階から2階へと続く空間をうまく利用した、デザイン性の高いおしゃれなリビングに仕上がるでしょう。


メリット
 ・デザイン性が高くなる
 ・空間が広がるため開放感がある
 ・採光がよく明るいリビングになる

吹き抜けのあるリビングは、それだけでぐっとおしゃれな空間になります。
1階の天井がないため開放感があり、ひとつの空間として繋がっているので家に一体感が感じられます。

また吹き抜け部には大きな窓を設置するケースが多いため、たっぷりと自然光を取り込めて、リビングが明るくなるというメリットもあります。


デメリット
 ・光熱費が高くなりがち
 ・リビングの位置によっては結露ができやすい
 ・音や臭いが上階まで伝わりやすい

吹き抜けは、空間が広い分だけ冷暖房費も高くなります。
ただし、設計段階で「高断熱・高気密」にこだわることで、ある程度光熱費を押さえることも可能です。

吹き抜けが北側にあって窓が設置されている場合、冬場は結露やカビが発生しやすくなる点に注意が必要です。
また空間が繋がっている吹き抜けは、音や臭いが上階に伝わりやすいこともデメリットになります。


 

リビングの間取りを考えるポイント

リビングの間取りで後悔しないためには、次のポイントを押さえておきましょう。

 

くつろげる広さを確保する

リビングは家族の団らんを楽しんだりお客様を招いたりするほか、個々が自由にくつろぐ場所でもあります。
それぞれの場面で気持ちよく過ごすためには、ある程度のスペースが必要になるでしょう。

一概には言えませんが、例えば4人家族の場合は少なくとも16畳以上、さらに快適に過ごすためには20畳ほどの広さがあれば理想的です。

 

生活動線を意識する

生活の中心となるリビングは、動線を意識することが大切です。
とくに「リビングダイニング・キッチン・洗面所」の3つの動線が悪いと、毎日の生活が不便に感じてしまうことも。
家事効率をあげるためにも、スムーズに往来できるリビングの間取りが望ましいでしょう。

 

採光や風通しを意識する

快適なリビングにするためには、採光や風通しも重要なポイントです。
リビングの間取りは、広さだけではなく「窓の位置や大きさ」などにも配慮し、明るく風通しのよい空間を心がけましょう。

 

キッズスペースやワークスペースなども検討する

小さいお子様がいるご家庭では、子供が自由に遊べるキッズスペースがあれば安心です。
また近年は在宅ワークが増えたこともあり、リビングの一部をワークスペースとして活用する人も多いでしょう。

そのため「広めのリビングにする」「多目的に使える和室(畳スペース)を設置する」など、ライフスタイルに合った間取りを考えることが大切です。


 

リビングのリフォーム事例

ここでは、遠鉄のリフォームが手がけたリビングのリフォーム事例を2つご紹介します。
 

リビング階段で明るい雰囲気に!


【Before】
【After】
家族構成の変化に伴う間取り変更により、リビングの吹き抜け空間を利用したオープンなリビング階段へとリフォームしました。
リビング階段壁の裏側には、空間を有効活用して収納スペースを設けました。

 

大空間リビング・ダイニングへ!


【Before】
【After】
古くなったマンションをリフォームするにあたり、使用頻度の低い和室を撤去してリビングと一体化することをご提案。
狭く使い勝手が悪かったリビングダイニングが、広々とした大空間のリビングへと生まれ変わりました。


 

まとめ

リビングには、独立型リビングや和室が隣接したリビングなどさまざまなタイプがあります。

リビングの間取りで失敗しないためのポイントをまとめると、次のとおりです。
 ・くつろげるスペースを確保する
 ・生活動線を考える
 ・採光や風通しを考慮する
 ・キッズスペースやワークスペースの有無についても検討する

リビングの間取りについてお悩みなら、まずは信頼できるリフォーム会社に相談することをおすすめします。

静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
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