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アクセントクロスの色の選び方を場所別に解説!よくある失敗例と対策方法

アクセントクロスを張ることで、部屋の雰囲気は大きく変化します。手軽に空間のイメージチェンジをしたい方は、アクセントクロスをリフォームで取り入れてみてはいかがでしょうか。

アクセントクロスを導入する際は、場所ごとに適した色や柄を選択し、後悔や失敗をしないためのポイントを押さえることが大切です。

この記事ではアクセントクロスの選び方を場所別に解説し、よくある失敗例やその対策方法、リフォーム時の費用相場についても紹介します。

ぜひ、アクセントクロスをリフォームで取り入れる際の参考にしてみてください。

【場所別】アクセントクロスの色の選び方とは?

アクセントクロスを取り入れる際は、その場所に合った色を選ぶことが大切です。

ここからは、アクセントクロスの色の選び方を、場所ごとに解説します。

リビング・ダイニング

リビング・ダイニングは家族が集まる場所であり、来客を迎える空間でもあります。そのためアクセントクロスは落ち着いたイメージや上品で洗練された印象を与える色を、選ぶと良いでしょう。

たとえばベージュやグレーなどのニュートラルなカラーは家具との相性が良く、落ち着いた雰囲気を演出できます。深いブルーやグリーンなど、濃い寒色も上品で洗練された印象を与える色です。

広い壁面に使う場合は、明るすぎる色よりも少しトーンを落とした色のほうが、その他の壁の色とバランスを取りやすいでしょう。

キッチン

キッチンは油汚れや水垢がつきやすく、奥まった場所にあることが多いため、清潔感と明るさを意識した色のアクセントクロスを選ぶのがおすすめです。

ペールトーンのブルーやイエローは、清潔な印象と明るい雰囲気を作り出します。また、ベージュ系も木目のカウンターや収納扉の色と合わせやすく、汚れも目立ちにくい色のため、キッチンのアクセントクロスとしてぴったりです。

リビングから見える場所にアクセントクロスを用いる場合は、リビングのインテリアとのコーディネートを考慮することも忘れないようにしましょう。

トイレ・洗面所

トイレや洗面所はプライベートな空間です。リビングや個室で取り入れるのは少し勇気がいるような、思い切った柄や色のアクセントクロスで、遊び心を演出するのも良いでしょう。

たとえばトイレではダーク系の色や幾何学模様のアクセントクロスを取り入れて、カフェや店舗のトイレのようにデザインしてみてはいかがでしょうか。洗面所も狭い空間のため、大柄や派手な色がよく映えます。自分好みの柄や色で、個性を演出してみましょう。

また、トイレや洗面所などの水回りは、防水・防カビ機能をもった「機能性壁紙」をアクセントクロスとして選ぶことも大切です。水や汚れに強いタイプの壁紙を選ぶことで、きれいな状態を長く保てます。

寝室

寝室はリラックスできる雰囲気を重視し、落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。

緑や青などは気持ちをリラックスさせる効果があるとされています。ベッドから見える位置の壁に、これらの色を取り入れてみると良いでしょう。また、素材感があるデザインや上品な柄物のアクセントクロスも、寝室に落ち着きを与えます。

一方で赤やオレンジなどは、気持ちを興奮させる効果があるため、寝室には不向きです。これらの明るい色をアクセントクロスとして取り入れたい場合は、ベッドヘッド側の壁など、寝ているときに視界に入らない場所を選ぶと良いでしょう。

参考:色彩環境が身体運動能力に及ぼす影響|愛知県立大学大学院人間発達学研究科博士学位論文

子ども部屋

子ども部屋のアクセントクロスは、子どもの年齢や成長に合わせて選ぶことが大切です。

子どもが小さいうちは、おもちゃで用いられるような明るく元気な色のアクセントクロスを取り入れることで、「子ども部屋=楽しい部屋」というイメージを与えられます。

子どもが成長したら自分自身でアクセントクロスを選んでもらうのも良い方法です。子どもが自分の部屋を自分でデザインすることで、自立心や創造性を刺激できます。

和室

和室には伝統的な色味や自然素材を用いたアクセントクロスがよく合います。

たとえば淡い抹茶色や生成り色は、和室特有の落ち着きと調和します。竹や和紙の風合いを模したアクセントクロスなら、自然を感じる空間を演出できるでしょう。

また意外にも、オレンジや赤などの明るい色も和室と相性の良い色です。パステルカラーであっても少しくすんだ色合いを選択することで、和室の趣(おもむき)のある雰囲気に溶け込みやすくなります。

玄関

玄関は家の第一印象を決める大切な空間です。アクセントクロスを取り入れる場合、玄関に入ってきた人にどのような印象を与えたいのかを考慮した上で、色や柄を選ぶと良いでしょう。

たとえば石目調や木目調のクロスであれば、品格と自然な温かみを感じられます。また、ストライプ柄のアクセントクロスは天井高を演出する効果があるため、空間を広く見せたい場合に有効です。

暖色系のアクセントクロスを用いて温かな空間を演出すれば、帰宅した家族もほっと落ち着けます。

色や柄の持つ効果を考慮した上で、玄関のアクセントクロスを選定しましょう。

アクセントクロス選びのよくある失敗例と対策方法

アクセントクロスを取り入れてから後悔したり、失敗したと感じたりするケースもあります。

ここからはアクセントクロス選びにおけるよくある失敗例と、失敗を回避するための対策方法を解説します。

地味な色・派手すぎる色を選ぶ

アクセントクロスに地味な色を選んだ結果、他の場所の壁との差がわかりにくくアクセントクロスとして機能しないケースもあります。

一方で、派手すぎるアクセントクロスを選んだものの、すぐに飽きてしまったり目が疲れてしまったりすることも少なくありません。

これらの失敗を防ぐためには、選んだ色のイメージを十分に確認しておくことが大切です。壁紙メーカーが提供するシミュレーションツールなどを使用して、選んだ壁紙が今の部屋の雰囲気に合うかどうか、しっかりチェックしておきましょう。

想像していた仕上がりが違う

カタログや店舗の見本だけでアクセントクロスを選ぶと、実際の仕上がりがイメージと異なることがあります。

これは部屋の照明や広さがアクセントクロスの見え方に影響を与えるためです。

イメージと実際の仕上がりにズレが生じないようにするためには、実物サンプルを取り寄せて、部屋の照明や周囲のインテリアと合わせて確認することが大切です。

メーカーや商品によっては大きいサイズの実物サンプルを取り寄せられることもあるため、リフォーム会社に相談してみると良いでしょう。

家具と色が合っていない

アクセントクロスを選ぶ際は、家具の色も考慮することが大切です。これらが合っていないと部屋全体がまとまりのない印象になり、せっかくのアクセントクロスが浮いた存在になってしまいます。

この失敗を防ぐためには、家具とアクセントクロスのカラーバランスを見極めることが大切です。

家具が目立つデザインや色の場合、落ち着いた色のアクセントクロスを選ぶことで、空間になじみやすくなります。一方で家具が落ち着いたデザインや色の場合、アクセントクロスに明る目の色や柄を取り入れると、空間全体が引き締まります。

部屋のイメージと合っていない

アクセントクロスは部屋の用途やテーマに合ったデザインであることも大切です。

たとえばリラックスを重視する寝室に派手な色や柄のアクセントクロスを使うと落ち着きがなく、快適性が減少する可能性があります。一方で幼い子どもの部屋にシンプルなアクセントクロスを取り入れても、遊び心が感じられず、「楽しい部屋」という印象を与えられないかもしれません。

アクセントクロスは部屋の装飾性だけでなく、快適性も左右します。そのため部屋ごとの目的を明確にし、それに合った色や柄を選ぶことが必要です。

リフォームでアクセントクロスを取り入れる場合の費用相場

アクセントクロスをリフォームで取り入れる場合の費用相場は、1室あたり約3万円~5万円程度です。

アクセントクロスは通常の壁紙リフォームとは異なり、一部分だけの張り替えとなります。施工面積は狭いですが、大半のリフォーム会社が最低限の人工代(人件費)を設定しています。

そのため通常の壁紙張り替えリフォームと比べて、アクセントクロスの1平方メートルごとのリフォーム単価は高額です。

また、金額は壁紙のグレードや張る面積などにも左右されます。

リフォームでアクセントクロスを取り入れた事例

ここからは、遠鉄のリフォームがお手伝いした、リフォームでアクセントクロスを取り入れた事例を紹介します。

好みの色のアクセントクロスにリフォーム(浜松市S様邸)

After
施工内容 ・タイル工事
・クロス張替工事
・フロアコーティング工事
工事期間 1週間
使用商材 ・トイレ内装 天井・壁(3面):TH32753
 ソフト巾木:W-20
・リビング内装 天井:FE76577 壁:TH32024
  アクセント:LIXIL エコカラット ルドラNX ダークグレー
・書斎内装 天井:FE76577 壁:TH32063
築年数 1年未満
工事費用 約55万円

※工事費用にはアクセントクロス張り以外のリフォーム費用も含まれています。

新築マンションの購入に伴い、壁紙リフォームのご相談をお受けした事例です。

S様のお好みの色をヒアリングした上で、床や建具に合った色のアクセントクロスをご提案した結果、落ち着いた雰囲気の洗練された家づくりが実現しました。

施工事例の詳細はこちら

トイレの壁におしゃれなアクセントクロスをプラス(浜松市F様邸)

Before
After
施工内容 ・トイレ交換工事
・サッシ交換工事
工事期間 1日
使用商材 ・トイレ:LIXIL ベーシアシャワートイレ
・サッシ:YKK AP 複層ガラス マドリモ(網戸込)
築年数 23年
工事費用 約25万円
※工事費用にはアクセントクロス張り以外のリフォーム費用も含まれています。

トイレのリフォームに伴い、アクセントクロスを取り入れた事例です。

清潔感のある柄物のアクセントクロスを採用し、トイレがおしゃれな印象になりました。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

部屋の用途やテーマに合った色・デザインのアクセントクロスを選ぶことで、空間全体の雰囲気を大きく変えられます。リビングや寝室、キッチンなど場所ごとに適した色や柄を取り入れて、快適でおしゃれな空間をつくりましょう。

また、失敗を防ぐためには部屋のカラーバランスを考慮した上で、仕上がりを十分にシミュレーションすることが大切です。

本記事を参考にして、アクセントクロスで心地よくおしゃれな空間づくりを実現してみてください。
静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。

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